猫ニャー 最終公演「将来への不安 Z-2000／ファーブル・ミニ」
＠新宿 シアターモリエール（2000/11/25-12/3 13ステージ）
全指定 前売2,800円 当日3000円
舞台監督：筒井昭善 美術：秋山光洋 照明：山口功一 音楽：大谷智哉
音響：鏑木知宏 映像：上田大樹 衣裳：リトルフェニックス 岸田朋子ほか
小道具：高橋泉 宣伝美術：ノリミズミカ 制作：梶縄未希ほか
出演： (顔と名前が未だ一致しない役者あり）
将来への不安Z2000 ファーブル・ミニ
小村裕次郎 ：刑事、ヤクザ ファーブル大
池谷のぶえ ：子供、ヤクザ姉さん ファーブルおばあさん
池田エリコ ：幸子母親 エージェント・ジェミニ
西部トシヒロ：取立人 ミスターブラウン
加藤美保 ：主人公・幸子 ファーブルほか
崎野雅司 ：サークルの人・オキ ファーブルほか
立本恭子 ：幸子妹・恵 ボランティア
乙井順 ：サークルの人・カオル ファーブル小ほか
沖本尚紀 ：三田村 悟空
細川洋平 ：サークルの人・ケンタ ファーブルほか
小澤敏彦 ：?
南サウス ：サークルの人・カザミ ボランティア
安沢千草[NYLON100℃］：サークルの人・マリコ 女神
正名僕蔵 ：喫茶店マスター 昆虫記を読み始めた人・タケル
2000/11/25(土)晴 7:05-9:55PM(90/休10/65) 前方より 客席満員(180人）
客層：20才代中心に男女半々。おじさんも結構。
客入れ：場内誘導随時。上演時間のこと、ファーブルはそれなりの時間ですと
アナウンス。折込パンフ。出演、スタッフ、予定。金魚とか手書きイラストとか
切り張り。今回だけ、配役なし、うーん改めて役者を知らないねこ。物販。戯曲。
劇団形式での最終公演。次回予定の年賀状が届くという、アンケートは今回出した
方が○。
舞台。正面に光る看板、公演タイトル。やや高くした下手、モノトーンの幾何学
パネル壁、バルコニーへ梯子が掛けられ。看板前に梁みたいなの、絡まるロープと
マシンが気になり。上手手前にさび付いたでかい円柱。
お話。「将来への不安 Z-2000」母子家庭でけなげに生きる女性・幸子。を襲う
これでもかのトラブル、裏切りな不幸の嵐。立ち向かう幸子。そんなんでも戒めら
れちゃう理不尽、不合理にそれでも微笑む幸子。
「ファーブル・ミニ」地味な偉人の半生を綴りながら、そうはならないですよ。
バトルモード全開だし。
悪意ある笑いとナンセンスの二本立て。ブルースカイの才能を堪能できて楽しい
ねこ。将来。青春感動物語面しつつ、とんでもない毒がこれでもかと。ベースが
不幸少女ドラマチック、流れは既存のものなので地味。そのもっとも顔がとても
意地悪く悪趣味で○。勘違いし過ぎのキャラと台詞が奇天烈。ブルースカイなら
でわのすごさ。
ファーブル。初演の３時間３０分からとりわけナンセンス、派手シーン抽出。
一応あった伏線は全然なしにして、不遇、情熱、疑問モチーフを残した格好。
不条理な大芝居しつつ、あくまで地味な昆虫にこだわるところがツボ。入魂の
役者芝居が、無駄に流れていく無意味さがすばらしい。小村、池谷、南、正名の
怪演がとりわけに。
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