猫のホテル「イメチェン」
＠下北沢 ザ・スズナリ（2001/7/18-25 11ステージ）
全自由前売り2900円 当日3400円
作・演出：千葉雅子 舞台監督：宇野圭一［至福団］ 照明：吉村俊弘
音響：田上篤志 舞台美術：中村裕幸、斉田創「突貫屋］ 舞台：川上大二郎
小道具：大川真由美［至福団］ 宣伝美術：犬川ヒロ 映像：♀GUCCi♂
制作：那須みちの
出演：
中村まこと ：丸岡幹二（土建屋上がりの代議士）
猫背椿［大人計画］：竹村静江（その愛人、元学校教師）
池田鉄洋 ：宇佐見良一（その教え子）
佐藤真弓 ：加藤晶（丸岡の姪）
小林健一［動物電気］：加藤義輝（新進議員）
菅原永二 ：椎名達男（丸岡経営の土建屋社員）
市川しんぺー ：菊田（土建屋社員）、寺崎（やくざな大物）
森田ガンツ ：佐川（マスター）、村下（党総裁）
村上航 ：片山（土建屋社員）、伊丹（代議士秘書）
いけだしん ：北川（土建屋社員）、小森（代議士秘書）
岩本靖輝 ：並木、立石
戸村麻衣子 ：林（土方）、小林（代議士秘書）
千葉雅子 ：平（土方）、波子（椎名母）
初日祭りのみ出演：今林久弥[双数姉妹］、加納由香子、小見享
2001/7/20(金祝)猛暑 2:05-3:50pm(1'45) 中段より 客席ほぼ満員(140人)
客層：20才代女性7割。同性2,3人連れ多し。
客入れ：ぴあ、劇団予約平行入場。手際よく、整列時から荷物預かりあり。
ぼちぼち埋まる客席。全ベンチシート。折り込みパンフ。配役、スタッフ、予定
掲載。次回公演は来年1/30-2/11＠スズナリ。「役者名鑑」新版が来年2月発売。
物販。なし。開演10分前に電話注意パフォーマンスあり、遅れると損。
客演も多い彼らの本公演。初日は「お祭り」があったようだけど、詳細不明。
舞台。コンクリート柱を白塗、基部に青タイルを貼って、モダン住宅。中央を囲む
よに、上手玄関ドア〜下手奥の間まで通路が回廊状。２Ｆも同様の作り、上手側
半分が開放して戸外木立をみせ。窓はスリット状でガラスはみせず。
お話。たたき上げの土建屋・丸岡。は愛人を抱え、金と恩義をばらまいて、登り
調子の仕事に一満足。とりあえずは不満の社員、土方どもを御するのに注力中。
そんなある日、振ってわいたよに転機が訪れる。政界にうってでてくれまいか、の
懇願。秘めてた欲望に火がつく、やるからには自分流儀。裏金と表立っての義理
人情の二本立て。順風満帆とはいかないが、なんとか。が、しかしな半生記。
いつもながら、往年映画のよな濃いキャラ作り、役者芝居。芝居がかった台詞も
はまって、ピカレスクの魅力。悪い奴らが生き残る、結局庶民はただのコマな、
無常感を漂わせ、社会派人生ドラマ。みたような物語は新鮮味なけれど、そうじゃ
ないでしょな、お約束の臭みが常連には魅力。シリアス、シニカルな物語に表面的な
過剰演技は控えめ。夏だから、煮込みうどんよりゴマだれ付け麺嗜好？。変わり、
外したりばか会話とか、すっとこどっこいさ増して、しょうもない笑い追加。
おもしろいけど、うーん食傷気味。もっとディープに、内に迫るよなすごみある
脚本、また、止められない暴走機関車な役者芝居を希望したいねこ。
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