＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2005/8/28,9/1,4,7,11,14,17,20,22,23,25,26 12ステージ)
http://www.letre.co.jp/agora/index.html
全自由 前売予約当日共 2000円 セット券6000円
作：平田オリザ 演出：前田司郎[五反田団]
他データ、他出演者は、ポツドール組レポート参照。
出演： 西岡隆・・・・入院患者・絵描き 黒田大輔[THE SHAMPOO HAT] 上野雅美・・・面会人 立蔵葉子[青年団]
前島明子・・・入院患者・絵のモデル 稲毛礼子 村西康則・・・半年の入院患者 大島怜也[PLUSTIC PLASTICS] 大島良子・・・面会人 内田慈 佐々木久恵・・大島良子の友達 安藤玉恵[ポツドール]
福島和夫・・・四年目の入院患者 増田理[バズノーツ] 鈴木春男・・・面会人 宇井晴雄 藤原友子・・・面会人 大倉マヤ[双数姉妹] 坂口徹子・・・面会人 菊川朝子 吉沢貴美子・・入院患者・妹 能島瑞穂[青年団] 吉沢茂樹・・・入院患者・兄 古舘寛治[青年団]
本間一郎・・・新しい入院患者 高橋昭安[ク・ナウカ]
松本義男・・・医者 岩崎裕司[青年団] 藤沢知美・・・看護人 坊薗節子[カムカムミニキーナ] 川上俊二・・・看護人 山本雅幸[青年団]
生井ユキ・・・入院患者・オリジナル 川隅奈保子[青年団] 吉田幸次郎・・入院患者・オリジナル 佐藤幾優 幸田佐和子・・入院患者・オリジナル 青島美奈子 幸田良一・・・入院患者・オリジナル 前田司郎(9月4日のみ)
2005/9/17(土)晴 7:36-9:19PM(1'42) 中段中央 客席超満員（100?人）
客層：20-30歳代中心、女性過半数。コアな演劇ファンと関係者多そう。
客入れ：開演定時20分前、10番ずつ入場。混雑を予想しての荷物預かり多し。
雛壇にベンチ5列、椅子席1列。横20人を入れ、補助釣り椅子、2階バルコニー席を
追加して最大限状態。場内誘導は三条会役者が適時実施。暑くなる旨注意あり、
開演とともにエアコンを止めるので、さもあり。らしく床芝居結構あるも、後方席
でも観がたいことはなし（と思う）。
折り込みチラシ。1.5cmと極厚、ビニール袋が有効。折り込みパンフ。B5 3ページ。
長めの挨拶、配役、スタッフ、予定掲載。五反田団次回公演。来年3/3-13＠こまば
アゴラ劇場 「二人いる景色(仮)」 正月にアトリエイベント。9月小説「愛でも
ない青春でもない旅立たない」(講談社)発刊。 カーテンコール1回1分。
四人の演出家の私の考える「Ｓ高原から」。青年団からいつのまにか（今年４月）、
独立した五反田団・前田司郎演出。
舞台。ガラステーブルを囲んで、四つの赤いソファ。背景に森の木々写真、白い柱と
カーテン、ときどき赤い柱。
お話。伝染性はないが不治の病、その高原にある療養所の談話室。訪れる見舞客、
どこにも行けない患者達。凪いだ海にさざ波な出来事がぽつりぽつり。
穏やかに流れるおかしみと苦み。なんか何度も泣きそうになる（弱気か？）ねこ。
裸足で歩き、ソファあるのに床ごろごろ。「床ゴミの発掘」やら、世知辛い世間から
すると無駄ばかり。お惚けぶりを笑う内、時折未来を失い続けていく故の退行、滞留
が知られて、胸をつかれ。とりわけ、離れていく男女達の心配りな会話にじわり。
感傷も留まらず、埋もれて過ぎて、過ぎないのが巧いところ。
原作にキャスト追加。過敏、過剰な演技でサービス、良い子してる患者の鬱積ら
代弁者かなと思ったり。
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