＠渋谷 シアターコクーン(2007/2/7-28 25ステージ)
http://www.bunkamura.co.jp/shokai/cocoon/index.html
全指定 S席9000円 A席7500円 コクーンシート5000円
中2階立見券3500円 2階立見券3000円
作：ジャン・アヌイ 翻訳：岩切正一郎 演出：蜷川幸雄
美術：中越司 照明：原田保 衣裳：前田文子
音楽：池上知嘉子、大谷幸、浅井暁子 音響：井上正弘
ヘアメイク：佐藤裕子 演出助手：井上尊晶ほか 舞台監督：濱野貴彦
宣伝美術：永石勝 プロデューサー：加藤真規 制作：大宮夏子
企画・製作：Bunkamura
出演：
松たか子：ジャンヌ
二瓶鮫一：父
稲葉良子：母
堀文明 ：兄
・異端審問法廷
益岡徹 ：司教コーション
壤晴彦 ：異端審問官
磯部勉 ：検事
横田栄司：ラドヴニュ師
・フランス アルマニャック派
山崎一 ：シャルル
月影瞳 ：王妃
小島聖 ：アニュス(愛人)
阪上和子：ヨランド王太后
品川徹 ：大司教
久富惟晴：ラ・トレムイユ
・イギリス
橋本さとし：ウーリック伯爵
・ジャンヌ戦友
塾一久 ：ボードリクール
妹尾正文 ：ラ・イール
飯田邦博：死刑執行人
野辺富三：番兵ブドゥッス
山本真嗣：イギリス兵
清水圭吾：小姓、兵士
中村大輔、安部賢一、川島拓：兵士
宇畑捻、大神信、小川喬也、葛西弘、北澤正昭、倉澤誠一、小林博、高田誠治郎、
宅嶋渓、竹居正武、遠山陽一、西尾嘉十、森下隆一、渡部純二
（さいたまゴールドシアター） ：司祭、延臣
2007/2/24(土)晴 2:03-5;22PM(1'35/休16/1'24) 2F中央前方 客席超満員(750?人)
客層：20-30歳代女性最多に女性7割。
客入れ：当日券はいつもどおり、バルコニー立ち見あり。夜の部は昼の終演時で
10人列。休憩時間の女子トイレに長蛇の列。外にでた方が早いかも。開演定時2分
前から役者板付き、休憩前も同様。
折り込みチラシ結構、パンフなし。物販。パンフ(A4 53ページ 1800円)まんべん
なく網羅。ポスター B全1500円は売り切れ B2 1000円。Tシャツ2000円。
カーテンコール4回4分。
松たか子×蜷川幸雄 3時間タッグマッチ。ちなみ、3/25夜 NHK地上波で放映決定。
舞台。真四角な石舞台、周囲を役者が囲む格好。上下が相対、中央中立の立場と
即物的でわかりやすい配置。後方両端に凱旋するジャンヌ・ポスターが色を添え。
お話。15世紀初め、もう百年戦争でぼろぼろフランス。を救った少女ジャンヌは
イギリスに捕らえられ宗教裁判に掛けられている。司祭らは彼女を救おうと助言を
呈するが、彼女はありのままを語り、追いつめられていって…。
神の啓示を受けたというジャンヌが、兵隊隊長や王シャルルらの琴線を捉えて説得、
一軍を率いてイギリス軍を破るまでの一部始終を再現劇の形で描いてく。
ストレートパンチ炸裂の台詞応酬。かっきーんと直球も、口跡良いできる役者が
もてる演技力でひねりを加え、味わい。加え、きびきびと動き回る役者陣、小気味の
良いシームレスな場面転換で躍動感を与え、飽きさせず。ジャンヌ・松たか子の
孤高、そのシュンとした静けさ、空気感を対比浮上させ、強く印象深いものとし。
手練れの技、タッグのコンビ上々と思うねこ。
役者。天を見上げる芝居多々、2階席だと目線がっつり会い（錯覚）、いつになく
親近感。やけっぱちの賢者なバカ殿・シャルルに山崎一。滑稽で悲しくて、素敵。
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