＠渋谷 はこぶね・劇団アトリエ(2009/4/08-20 16ステージ)
全自由(整理番号付 完全予約制) 前売2300円
作・演出・美術・照明・音響・衣裳：タニノクロウ
照明及び音響操作：森準人 舞台と客席の設計と製作：山口有紀子
舞台製作と仕掛け；玉置潤一郎 塗り師ほか：吉野明 特殊なメイク：井上悠
制作：中山静子 企画制作：庭劇団ペニノ
出演：
島田桃依 ：雌の豚ペテュ
瀬口タエコ：雌の羊モルチ
山田伊久磨：受験生ムラシマ
2009/4/12(日)快晴 5:03-6:09PM（1'06)後方下手 客席満員(24人)
客層：20-30才代中心に幅広く、男性過半数。単独客多め。
客入れ：青山劇場裏手、それとわかる美人案内が立つ通路に整列。15分前から5人
ずつ、会場のマンション部屋へ案内。玄関で靴を脱いで、桟敷1ひな壇ベンチ3。
前方が見易いと誘導。2列目がいいかな。パンフによると終演後撮影可とか(カメラ
不携帯ねこ) 折り込みチラシ少々。アンケートはボードと鉛筆付き。
パンフ A5 3ページ。挨拶、配役、スタッフ。次回公演。12月「太陽(仮)」＠に
しすがも創造舎。5年ぶりの広大な創造空間とか。物販なし。
2008年4月初演、チケ取りながら見られなかったねこにはうれしい再演。
会場、舞台。緋色のカーテン、BGMは演歌アンダーワールド。天井の低い白い部屋
、小窓から森。上手が天井、下手が床から丸太が突き出し。後半、お得意の多層
部屋出現。造形がお見事。
お話。邪魔な丸太も、食事を美味なるものとする樹液を出して、江戸紫。天井丸太
が元気がないのを所有者の羊はしょうがない。そんな彼女の夢はボート屋開業。
そんな穏やかな日々に異変、階下に誰かいるのだ。
特異な美術と料理、甘い悪夢のこだわりペニノ世界が久々復帰。緻密なストレート
プレイ＠中規模ホールも見事に造り込み。ウェルメイドの人になっちゃうかと思い
きや、さにあらず。
誰の妄想か判然としない、引きこもりの動物と男子の共同生活。くすぐられるよう
な感触が全編。大人子どもに甘んじてもいいんだよーな、定められた立派さへの
疑問、反発が徹頭徹尾。浮世離れにゆるい展開にクスクス笑いを誘われねこ。
とろける中、男子や女子の欲望が生っぽくフラッシュして、はっとさせられて、
面白し。
役者は奇妙な世界に慣れ親しみ。とんちん感なぼそぼそ声が愉快な羊・瀬口タエコ
Ｍッぽい様にエロのぞく、豚・島田桃依。自己愛強めの受験生に個性・山田伊久磨。
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