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 捩子ぴじんソロ公演「あの世」

 @駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2009/8/21-23 4ステージ)
 http://www.komaba-agora.com/index.html
 全自由 前売2500円 当日2800円

 振付・出演:捩子ぴじん 出演:井手実?
 音楽:スカンク(Nibroll/MEXI) 舞台美術:井手実 照明:中山奈美[文学座]
 舞台監督:陽茂弥 振付協力:若林里枝 宣伝美術:八ツ橋紀子
 http://www.geocities.jp/nejipijin/

 2009/8/21(金)曇 8:05-8:58PM(52)正面中程 客席ほぼ満員(50?人)
 客層:大人よりに幅広く、関係者多め。男女半々。
 客入れ:駒場東大前商店街、劇場前道路は歩行者天国・夏祭り真っ最中(本日まで)。
 商店街提供夜店、家族連れ大はしゃぎで混雑、合間を縫ってたどり着くねこ。10分
 押し開場時で10数人。オープンスペース広場の周囲に椅子設置の体。床はコンクリ
 壁むき出しなので、気にする向は荷物預かりに頼んだほうが○。折り込みチラシ厚め
 パンフ A5 3ページ。挨拶、プロフィール、スタッフ、予定。物販なし。
 カーテンコール1回1分。

 山縣美礼(2008/8)ディック・ウォン(同9)とのコラボをみて以来、ソロは初見。
 舞台。複雑に屈曲した多色の棒5体がモビールと吊られ。一部、結構客席に至近距離
 床はコンクリートむき出しでダンサーに優しくないもの。大きな氷塊が下手奈落近く
 にあり、溶けて水たまりをつくり。照明が天井センターに3重。アンバー20の周り、
 オレンジ、その脇にLED 4ずつ。ほか、ムービング1。

 構成。色温度を変え明暗する照明に見え隠れする体、いろいろの趣向らモノとの
 コラボ(かなあ)。
 ・いがぐり男性が氷塊にのこぎり入れ。矩形の経路でつかみ移動させる。

 ・黒ビキニパンツ一丁の競泳スタイルでぴじん氏登場。前後振り子動作にステップ
  歩行。しだい高揚。照明が暖色>寒色と段階的変化を繰り返す。音楽はバスドラに
  シャカリズム、そこにフリージャズとサックスが絡まる。
 ・静止後、横飛び、上半身ぜん動。手を横にくねくね。
 ・音楽は微音。スポット明かりが客席とも舐めていくよに移動。歩行、人形ぶり。

 ・バケツに炎点火。うつむいて歩行、床座り。音楽は逆回し。いがぐり男性が、
  ぴじん氏の二の腕になにやら書く。離れて対峙し、待っているがなにも起こら
  ない。また、書くの繰り返し。
 ・ぴじん氏レザーパンツをはく。いがぐり男性が持ち上げて、マネキンと移動。
  ほぐれてくねくね。

 ・薄暗がりでぶらぶら歩行。テープでたどたどしい朗読。毒トカゲの毒で記憶が
  善くなる等。四つんばいで上下動作。
 ・朗読止む。アップビートで音楽。回転し続けていたスポット明かりが拡大。照明
  明滅。ステップ、激しく、前後、くねり、失踪、ロール。氷塊を奈落に落とす。
  奈落入口へ頭をむけて、ぐったりと延びてフリーズ。
 ・ギター音、体の各部がばらばらな動き。ロール、てこね、前後動作。
 ・うつむいたまま、フリーズ。

 均整の取れた身体、尖った面立ちで、しなやか動作は魅力も、食い足りないねこ。
 モビール、氷、モビール、エッジな音楽、変化する照明、指示書き ら仕掛けは
 さまざま。それぞれの即興的インステレーションは興味を引くも、絡まってのグルー
 ブの高まりがさほど感じられず。うーん、肩すかしねこ。

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