＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(201462０ー23 6ステージ）
http://www.komaba-agora.com/
全自由 前売2500円 当日3000円 学生1000円（予約・当日共）
＠青森 BLACK BOX 5/31-6/1 3ステージ
作・演出：山田百次 相談役：赤刎千久子 舞台美術：鈴木健介
技術協力・舞台美術： 鈴木健介(青年団・アゴラ企画)
東京公演照明プラン： 井坂浩(青年団) 企画制作：劇団野の上、（有）アゴラ企画
・こまばアゴラ劇場 主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
文化庁ロゴ平成26年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
出演：
乗田夏子：沼久保のお母さん:
藤本一喜：イス
三上晴佳[渡辺源四郎商店]：ウメ
沼山真紀子：キミ
赤刎千久子：アイコ
高岡秀伍[劇団プランクスター]：秀伍
葛西大志[劇団夢遊病社]：戸平（へらい
山田百次：佐々木
2014/6/21(土)雲 11:03ｰ12:30PM(1'27)中段中央 客席ほぼ満席（70人）
客層：20才台女性と中年男女中心。女性7、8割。
客入れ:受付、開場同時、支援会員から呼び出し。開場時10数人。桟敷1列、椅子5列。
百次主宰自ら案内。折り込みチラシ厚め。パンフ A5 3ページ 劇団紹介入り。
物販。台本500円 カーテンコール1回1分。
3回目の再演、今回舞台を津軽→南部に移したとか（うーん！?）。
舞台。プラスティックケースを椅子代わりにした作業場。背景はヘタウマなたばこ畑
画の絵空事。
お話 楽ではない生活をなんとか凌ぐ訳ありの女達。誘われて手伝う高収入農作業は
といえば、別の意味で訳あり。その日もガーガーしゃべりで過ごす平和な午後のはず
だったのだが。もう臭うどころではない、きな臭さが充満して。
百次氏のていうかこの世界のダークサイドが反転表明。思いがけないハードな展開に
ほよよねこ。日常に侵食するヤクザ社会、青森の地域間確執・敵対心は、怨念ナショ
ナリズム故争いが絶えない世界と相似。方言と放言、ブラックな風刺、荒唐無稽の
痛快さ、そして運命にあらがう人の強さと演劇の夢を重ねつつ、現実への絶望も
拭わず。シニカルなダブルバインドががつんとくるねこ。
役者。口が減らない活気は東京演劇にはないもの。怪女優・乗田夏子。口どころか
瞳孔が開き放しでまあ凄い。