燐光群「神々の国の首都 ヨーロッパ版」
＠下北沢・本多劇場
作・演出：坂手洋二
1994/9/11(日)2:00-4:15pm 晴 客席７割
松江時代のラフカディオ・ハーン。史実を脚色した昨年９月スズナリ公演の再演
闇を従えた明かり、静穏な音楽。本多と、広い舞台でも変らない雰囲気が嬉しい
今回、背後の闇が増え、それがよりこの芝居にあっていい。
ハーンが関った女達の回想、賽の河原への道の場面は、想像力をかきたてられる。
芝居を観る快感がある舞台。終盤、セツがハーンの元に帰り、おんぶされる場面
もいい。彼女が言う夏を想起させる言葉の数々。淡く、砂浜や山上の入道雲など
が目に浮かぶかのよう。とても好きな場面。
そいえば、先日ハーン関連のＴＶ特集あり。見ていれば、また違う感想があった
かと、ちと悔やむねこ。
東京 公演は終了 神奈川、岡山公演あり。
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