燐光群スタンドプレイ４「バードマン」
＠新大久保・パナソニックグローブ座
作・演出：坂手洋二 音楽：大友良英
1995/1/15(土)7:00ｰ8:40PM 晴 客席５割？
興味津々の導入。好奇心ひかれる人物達。サンプリングの音場が、好み。
ロビー。巻上氏のビデオコラージュ。海鳴りを想起するねこ。隣は、長谷氏の文章
パフォーマンス。きれいな色合い。あれがつなぎ君（だっけ）？。開場とも、薦田
愛氏の朗読開始。黒衣であやし。舞台。中央にワイヤの巨大な風車。中国最古の
とか、さわるなとかアナウンス。鳥かごあちこち。後方にも、スピーカの４ＣＨ構成
ＰＡ。ギターでの風音？、サンプリング水音？とか四方から。チベット、山頂、風
吹き去り、人知らずの土地。な感じ。深閑とした音が、とても気持ちいい。客入れ
から、すでに芝居雰囲気。
お話し。いつともしらぬ時。都内の公園。何者かを探す探偵。伝言男。中国の鳥を
探す男。鳥を集める鳥師。蒸発した夫を探す女。千年の時を超えていきる天狗。
かかしになった男達と家族。さまざまな喪失を埋めるかのように、集まった人達と
いなくなった鳥の物語。お客少ない。残念。万人向きじゃないけど、見応えあるのに
奇妙さがさしてこだわりなく、同居する舞台に興味をひかれる。舞台の人物達が
明かされていく、前半が面白い。なんとなく、素性が明かされた後は、ちとウトウト
もうしわけないねこ。ぼーとした意識での眼前舞台。ちと幻視状態。これも一興。
あがたさんの声が好き。懐かしく、どこか少年なとこ。芝居でもそうで、嬉しい。
違和感ない芝居も、○。今江さんは、毅然。役がすっと身について、自然なのが
うまいなあと思う。
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