流山児★事務所「ダフネの嵐」
＠下北沢・本多劇場 （1996/6/26-30 6ステージ
名古屋、伊丹、多摩公演あり。）
前売3800当日4300
作･演出：ラサール石井
出演：松田ケイジ、若杉宏二、植野葉子、山中聡、佃典彦、井沢希旨子
小林あや、青木砂織、米山恭子、風間ミキ ほか
1996/6/28(金)7:10-9:10PM くもり ５列めから 客席ほぼ満員(380人）
お話。とある地方都市。裏世界を仕切る山王組。そこにやってきたアウトロー
風貌男。組の用心棒にという彼、なにやら真意は別にありそうだが。
日活アクション映画から想を得たとのこと。
サービス多。クラブでの懐かし歌謡曲。ビデオクリップなダンス。チンピラの
しのぎ。男と女の悲愛さまざまとか。独特、美意識。緋色の布をバックに、黒
コートでポーズとか。殺陣あちこち。やたらお気軽に拳銃に頼るの、閉口。根
性ないみたいで、カッコわるく感じる。日活アクションってそうなの。元ねた
知らぬねこ。
とこどこ、楽しい。全体しっくりしない。いろいろある挿話、伏線の扱いがも
一つ。ヒーロー不在の群像劇ならポイントなのに。ラストのカタルシスに集約
する盛り上がり、△。駈け抜ける勢いもほしい。なせいか、カーテンコールの
群舞が唐突。違和感ねこ。
役者。お楽しみ。男優の一本調子に比して、女優が勝ちな舞台。すっとした感
じが好きな青木さん。ドラムたたく姿がかっこいい。○。風間さん。女してま
すパート背負って○。日高さん。歌に安心。植野さん。もっと崩れた姿が観た
かったなあ。井沢さん。いじめたい気持ち、わかるけど。かわいそう。
男優じゃ、自由な軽やかさの佃さん、○。
ゲスト。手塚とおる：クラブ歌手。「イルカに乗った少年」「恋の季節」。イルカ
じゃ、下半身もろ・○ん。あばれ放題。あはは。しょうがないなあ。
前日・劇場予約なのに前方通路前席。ラッキー。いい席をありがとう。
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