ラッパ屋「裸天国」
＠新宿・シアターサンモール （1996/8/17-25 11ステージ） 全指定
前売3500当日3800
作･演出：鈴木聡
1996/8/18(日)6:35-8:10PM 晴 後方より 客席超満員（340人)
舞台。いかにも温泉旅館。リアルで雰囲気満点。もえぎ色の壁、黄色の木敷き
廊下、ベンチ、脇にいかにも灰皿。この壁を左右に引くと、ばーんと温泉客室。
ひろびろ窓外下は、渓谷な設定。対岸の客室廊下もちゃんとあり。
もう温泉いってさ、畳でごろごろ、食っちゃ寝？、したくなったねこ。
お話。温泉。どんちゃん憂さ晴らし、人目忍んで・・な一時の憩い、逃避行。
でも、一時じゃない人達もいて・・。
前回「凄い金魚」から四ヶ月の新作。お話は違いこそすれ、キャラと人物関係
（三角関係とか）ほとんど一緒。どの話でもキャラ変わらずって面白い。マン
ガじゃ、手塚治虫とかあるけど。安心して見れるし、○。
「明日、なにするか考えなくてもいいんだもーん」と一線超えちゃった失踪者
羨望。一度でいいから、そんな風になりたい言いたいねこ。でも、囲いの中、
しがらみを割り切りゃ、結構天国な会社かな。なあなあ、会社と同調してれば。
でもなあ・・、などと、テンポよいドタバタ笑いの内、いろいろ想起ねこ
ポイントを押えてて、共感呼ぶ。問題もあれこれ。でも、あんま掘り下げない
、決め付けない。その分、お客の想いが入り易い。芝居を超える触媒効果？。
を呼び覚ます無駄のない脚本、○。上演1時間30分とは思えない、密度。
芝居でござんすなとこ、好き○。会社がらみの因縁者通しの鉢合わせとか。
一線を超えて飛び込むを、即物的にあらわすのとかもいい。
役者。中堅、若手中心でテンポ○。和田さんとかベテランは、脇で隠し味。
配役も役柄にあってて○。福本さん。親近感。渡辺さん。開けっぴろげですっ
とする。
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