燐光群「皮革製造所殺人事件」
＠三軒茶屋・シアタートラム (1997/6/27-7/6 13ステージ)
全指定前売り3200当日3500
台本・演出：坂手洋二 舞台美術：加藤ちか 出演：吉田智久、中山マリ、川中
健次郎、美香、姜昇徹、小林勝也、下総源太郎、千田ひろし 他全１８人
1997/6/29(日)晴れ 2:00ｰ3:50PM 中段から 客席ほぼ満員(220人）
客層：20〜40才代と幅広く。男性が多め。役者さんもちらほら。
客入れ：随所に係員がいて誘導。今回は斜にみたせいか、ベンチシートでお尻痛く
なったねこ。
舞台。机にタイプライターな両袖をしたがえ、中央舞台が一段高く。そのまた中央
せりで場面切り替え。頭上には鈎付きロープ。せりを有効活用。場面展開がとても
スムーズ、舞台の流れを断たず◎。
お話。１８７４。南北戦争後、金儲けな時代。アメリカ・シンシナティ。センセー
ショナルな題材、文章で売れっ子記者のハーン。とある殺人事件の連載も大詰め。
というのに当人行方不明。編集者と同僚は取材かたがた、調査にいくが。
頭いっぱい、うーんねこ。事件について、ハーン思い描くリアルと実際の姿が同居
する？舞台。それに当時の世情（禁酒強行団体、南北戦争の表裏とその後遺症とか）
と人々の思いが絡む。人を描いて、時代を浮かばせ巧み。しっかり裏をとり、人が
なす動機を描くのはさすが。ちと集中力要する舞台。筋と背景追ってたら、つかれ
ちゃったねこ。前述の劇的なとこもあって混乱ぎみ。今回は体調にあわなかった
みたい。
役者。中村マリさん。沈着冷静な信念の人、堂々と好演。小林勝也さん。押し出し
の強さあり。雄弁台詞にまだつっかかりあるの残念。
終演後、トークあり。坂手氏、北村想氏、松井氏（劇場）にて「劇団から見る演劇
の公共性とは」。興味ないお題だったので、帰っちゃったねこ。
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