前頁 ] ホーム ] 一覧 ] 次頁 ] 

 
 ラッパ屋「エアポート'97」

 @下北沢・本多劇場 (1997/8/30-9/7 12ステージ) 全指定前売り3500当日3800
 作・演出:鈴木聡
 出演:木村靖司、渡辺絵里子、福本伸一、岡山はじめ、弘中麻紀、宇納佑、
 和田都、俵木藤汰、大草理乙子、永井秀樹、岩橋道子、小山彰一、岩本淳、
 義若泰祐、谷川清美

 1997/8/30(土)晴れ 6:30-8:20PM 前方補助席から 客席超満員(420人)
 客層:20才代中心に幅広くて、いい感じ。女性過半数。
 客入れ:初日。当日券。開演1時間前から。発売時で30人ほど列。補助椅子は
 前方通路に40ほど。今回、階段席まではお客いれず。女の子のお手伝い多いね
 15人ほど。今までの上演記録「ラッパ屋図鑑」(500円)販売中。いろんな人コ
 メント、役者インタビュ、記録と字が多く、ファンにはCP高。ねこの見始め「
 ・・ビルエバンス」はもう10年前ナノね。

 舞台。両開きスライド式壁を配し、スムーズ場面展開なお馴染み装置。前方、ベ
 ンチ。両袖、化粧室。開けば、横口15m・フェリー級ってどんなだよ旅客機。
 ここ、旅客席やロビーになったり。2F通路は思ったほど活かさず、残念。

 お話。ラスベガス行きの旅客機。女の子とウフフなよこしま君やら、倦怠不倫、
 よりもどし途上な仲わけカップルやら。男女な機微のせ、飛ぶ飛行機に一騒動。
 腹に一物なVIPが乗り合わせたことから。

 おなじみキャラで安心なお楽しみ。迷う大人な人達にちと感情移入。ぼろは着て
 も心を錦、としたいできないとほほさ。だめでも恋は恋な切なさ。笑いの内にも
 さらりと描いて巧み。共感ねこ、なんて。作者もうんそうと頷いてくれるな共有
 感がいい感じ。

 シチュエーションな面白さは中位、も一つ。展開に奇をてらわず、ばか爆発もさ
 ほどせず。それでも終盤、銭ゲバからの心変わり、悪いヤツに一矢報いるには高
 揚な爽快感あり。失敗な恋の鞘当てに始まり、恋の成就で終わるは気がきいてて
 ○。小心者2人(岡山、福山)が軽め惨めで、相変わらずいい味わい。