＠駒場東大前・こまばアゴラ劇場 (1999/4/28-5/3 9ステージ)
全自由（NO.付き）前売り1800 当日2000
作・演出 田辺茂範 舞台美術：田村雄介、山崎直子、青木すみ子、坂中幸一郎
近藤あずさ、山崎由歩、二瓶篤子、平岡佐和子、菅まゆみ
照明：中山仁[ライトスタッフ］、中川恵利 音響：堀川恭子、森田涼子
音楽：中林ヒサカズ 映像：米津真 衣装：土井順子、吉川美登里
振付：今野るい 舞台監督：川上大二郎 宣伝美術：森田涼子
制作：Office SO FAR AWAY
出演：
大佐藤崇（信長）、斎藤マリ（秀吉）、松永雄太（光秀）、田中大作戦（家康）
松尾マリヲ（小六）、本山みどり（蘭丸）、赤間祐一（影武者）、
加瀬澤拓未（ザビエル）、今井香月（半蔵）、中西恵子（サラ）、
タタララタタ（藤吉郎）、今野るい（女王）
1999/4/30(金)晴れ 7:05-9:05PM(2'00) 最前列より 客席超満員(90人)
客層：10―20才代中心。学生ぽい人がいっぱい。男女半々。
客入れ：この回は前売り券完売。当日券は開演1時間目販売、10分前入場。荷物預
かり、場内誘導あり。手馴れずぎこちないんだけど、とても真面目な姿勢の制作○。
舞台。中央、紅い通路、両脇に雛壇。後方、生首を埋めこんだ壁。パル多摩フェス
の中規模劇場用の装置をそのまま縮小した感じ。武将の首は高く掲げた前回より
わかりがたくて△。
お話。「強く、知的でちょっぴりワル」な子種をもとめる蜜蜂の女王の命を受けた
家臣。クローン化はよいとして、絶対条件「甘党」を付加すべく、工作員を時空を
越えて送りこむ。
へたへたさに愛情感じちゃうねこ。しっかり造りこまれた美術、衣装、映像。滑り
ながらも、かまわず突っ走る熱が入った演技、ミュージカル場面。そんな大真面目
さで下らないことするのに感涙（まではしないけど、まあ感心）。今作品でも勢いは
ますます増してて、今後も楽しみになったねこ。
3月のパル多摩から、台本、演出をちょこちょこと変更。浸りきりの謎の女、サラの
役割が増してるとか。外観が巨乳女からロリキャラになってるとか。やや親切にな
ってる印象（無茶な設定で？？なとこは相変わらずなれど。）会場の大きさから
どうしようもないけど、箸も棒にも掛からない脱力さ◎だった、40人近いコロスの
合戦場面がないのは惜しい。いっそ、野外劇の広い舞台でちゃんとしたＰＡ付で公演
してもよかったかも。
役者。へたへたな中も光る個性いろいろ。大佐藤崇。男気と後半のくずれるギャッ
プ○。松永雄太、松尾マリヲ。骨太パートしっかり担当。タタララタタ。百姓姿が
似合いすぎ。本山みどり。美少年な凛々しさ○。
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