ラブリーヨーヨー「ＷＯＲＬＤ ＴＯＵＲ」
＠下北沢 駅前劇場(2001/8/8-12 6ステージ)
http://www.honda-geki.com/
前売り1,800円 当日2,000円
作・演出：久米伸明 照明：松本大介 音響：中村嘉宏 映像：♀Gucci♂
舞台美術：稲川真矢、飯島亜美 宣伝美術：利宮マサヨシ 演出助手：稲川真矢
衣装：高畑智美 舞台監督：小野八着 制作：田中翼 製作：ワイルドミート
出演：
中谷竜 ：久保田勇介（サッカーに熱くなるエース。でも…）
多田岳雄：鈴木冬馬（入院患者、生意気）、キーパー、入院患者
加藤雅人：茂森高次郎（医師）、ミッドファイター、坂巻（入院患者）、
通行人Ｂ、悟郎
久米伸明：東亮太、キャプテン、入院患者、通行人Ａ、パトリシア
峰明大 ：橋本明子(看護婦）、イソマン、吉田(入院患者）、佐久間院長、
通行人Ｃ、熊
2001/8/11(土)曇/雷雨 2:05-3:50pm(1'45) 中段より 客席満員(120人)
客層：10〜20才代前半中心、学生の乗り。女性７割。
客入れ：遅めに会場にいったので整列とか不明。しだいに埋まる客席、詰めはなし、
適時誘導あり。荷物預かりなし。桟敷、椅子とも4列のみと、前後ゆったり。
いつものようにビデオ投影。クレイアニメの人気作二編の合間に、パル多摩フェスの
賞金100万の使い道を考える会議模様。明かりはなぜかミラーボールとディスコ照明
音楽はマービンゲイ、クインシージョーンズとか。折り込みパンフ。Ａ４ ４Ｐ
大きな文字で挨拶、キャストほか。次回公演は来年1/16-＠駅前劇場にて。物販。
Ｔシャツ(2500円）ほか。
明大劇研出身のやんちゃ劇団。夏のパル多摩演劇フェスでグランプリ受賞
（ねこ未見）。
舞台。冒頭の白壁とスクリーンを撤去すると、大部屋病室。淡いピンク壁。下手
よりにベット３、上手カーテンに隠れて１。プロレスラー写真やぬいぐるみなど
患者の年齢趣味を伺わせ。
お話。県大会決勝を目前に交通事故で足骨折。やってらんないギブス、歩くのが
やっと宣告に自暴自棄ぎみの高校生・勇介。おまけに医師は変なやつ。ちゃらん
ぽらん、その上うざくい面倒な。患者もみんな変。隣ベットの子供・冬馬はやたら
生意気。なんなんだよ、もうやってらんないよ、リハビリ放棄。
口答えのはずみで聞く、シビアな事実。冬馬は生まれつき重症の心臓病。彼の
主治医の手術失敗が原因…。ちょっとしゅん。冬馬の生意気に自分の憤りや哀しさ
を重ね、気持ち融けてゆく勇介。やっぱ、むかつくガキだけどね。そんなある日、
冬馬が脱走、連れ出してほしいと希い。薄々、症状悪化？に気づいてた勇介は
願いを叶えてあげることに。町の奴らは変、でもお祭りはいい思い出に。それが
冬馬には最初で最後の外出となって…。
今回は切な系の「いい話」ベース、いつものおバカなキャラ芝居で彩り。おもしろく
しないと気が済みませんと小ねたが立て板に水。バカとつっこみ会話、くどいくらい
に終始。クールとおバカキャラの取り合わせ忘れず、アドリブのしたい放題とか、
楽しいところ。冬馬（とーま）だから、「心臓」病とか、変に凝ったり？するし。笑うねこ。
後半、青春な切ない成長物語でまとめ、ほろ苦く。でも、既存のありげをラブリーが
しなくても〜、な感じ否めず。作家の思いれは伝わるんだけど。
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