＠新宿 シアターモリエール(2004/9/24-26 5ステージ）
全指定 前売2800円 当日3000円
作・演出：石曽根有也
舞台美術：福田暢秀 美術製作：F.A.T. STUDIO 音響：菊池秀樹 照明：三瓶栄
宣伝美術：C-FLAT 宣伝写真：NUMBERSICS/エリ 企画制作：音光堂
出演：
一法師豊：藤田シゲオ（床屋2代目。朋美に片思い）
長峰稔枝[ペテカン］：藤田麻奈美（その妹）
志村健一 ：木下万吉 （魚屋店主）
今村裕次郎：溝口コージ（酒屋店主）
兼島宏典 ：王明水 （喫茶店）
山内三知 ：王紗江 （その妻）
瓜田尚美 ：五十嵐朋美（花屋店員）
福島悠騎 ：ノリ （居酒屋店主）
石曽根有也：日置 （のぞき見する男、実は麻奈美の見合い相手）
2004/9/26(日)小雨 5:09-6:59PM(1'50) 中段より 客席8割(100人)
客層：20歳代中心、比較的若い客層。男性過半数？。
客入れ：千秋楽。当日券詳細不明。ぱらぱらと空席あり。全指定席。3列が平床、
以降緩やかに雛壇、気持ち千鳥配置。席への誘導は積極的にあり。
折り込みパンフ。A4両面。チラシとも、オリジナルビニールケース入り。挨拶、
配役、スタッフ、予定掲載。次回公演。来年4月中旬 新作＠「劇」小劇場。初の
下北沢公演とか。物販不明。
ＧＧフェスから２回目にみるねこ。
舞台。町の床屋をリアルに造り込み。上手に鏡と床屋椅子２(本物）。壁の草刈
正雄＠明治チョコレート・ポスターがアンティーク。下手に待合いソファとプラン
ター。ここの壁にもギリシャ彫刻スケッチの傍らに「髪」とあるアンティーク・
ポスター。正面、上手奥に2階への階段下部、正面に窓を背にレジカウンター、
下手に斜におかれたブルー地にくりガラスの引き戸と脇にトイレ扉。上方の壁に
床屋戸外を想定したロケ映像を投影、舞台の出入りとシンクロ。
お話。小さな町の床屋、亡くなった親の後を息子が継ぐも、今日閑古鳥。昔からの
商店街のたまり場で、人の出入りは結構あるのだけれど。今日も青年会で商工祭り
の趣向や懸賞相談。景気が悪く、元手もないのに、タレント呼ぶことで盛り上がり
でも直接関係ないので、床屋は上の空。そんなことより、ほのかに恋心を抱いて
いる花屋の子の方がきがかり。妹はといえば、縁談が入り、となると自分のこと
よりぼっさりとした兄が心配で。
場と空気を造り込み。のんびりと、愛すべきだめさ加減を醸しつ、向ける視点は
優しい。主役息子同様、ぼっさりとみるねこ。そこら自然体からすると、笑い
狙い？なコミカルな会話や立ち振る舞いがベタベタで冗漫に感じられ。後半の騒ぎ
とか特に。映像は歩行場面などなんでもなさすぎて、あまり世界の広がりを感じ
させず、もひとつ。
役者。客演・長峰さん。なにげも気持ちがこもった、自然体の演技に好感。
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