＠新宿西口 パークタワーホール (2005/2/18-19 2ステージ)
http://www.ozone.co.jp/parktowerhall/
＠まつもと市民芸術館 2/11 1ステージ
振付・演出：北村明子 映像：兼古昭彦 作曲：粟津裕介 照明：関口裕二
衣装：堂本教子 舞台監督：黒田隆行 音響：山田恭子 振付助手：小澤 剛
宣伝美術：柳沼博雅[バーソウ] 製作：レニ・バッソ
共同製作：Haus der Kulturen der Welt 世界文化の家(ベルリン)／IN TRANSIT
レニ・バッソ＋まつもと市民芸術館 第一回提携作品
助成：芸術文化振興基金、セゾン文化財団
出演：
小澤剛、堀川昌義、野沢英代、三東瑠璃、穴井豪、大久保裕子、北村明子
2005/2/18(金)曇 7:38-8:55PM(1'15) 中段下手 客席超満員(250人)
客層：20-30歳代中心、女性7割。おじさんちらほら。
客入れ：前売り完売、当日券は桟敷席。大きな荷物の預かりアナウンスあり。
ロビー開場開演30分前、入場20分前。10番ごと整理番号順に入場。上手入口〜上手
階段〜客席なため、下手側の客席はがらがら。下手階段から入ったほうが席取りは
楽ちん。いつもの全雛壇に椅子席で見晴らしよし。床に映像を投影するので、あん
ま前だとどうかしらん？。折り込みパンフ。A4 1枚。スタッフほか。次回公演。
フル（ダ）ブル 完全新演出にて、2〜4月全国七カ所ツアー、以降海外ツアー。
カーテンコール2回2分。
２年半ぶり新作。ベルリンの劇場との共同製作、ヨーロッパ公演プレ。
舞台。周囲黒幕、床もグレー。中央に大きく白い輪（白墨）。踊るにつれ、広がっ
て床を白く染め。また中に映像を投影。正面下半分にはスクリーン、ダンサーシル
エット、映像を投影。
衣装。白の神父風衣装。男女とも下スカート状。途中、スカートほか脱ぎ、格闘家
然となったりとか。
構成。北村ソロ。お能な動きの冒頭モブ。投影シルエットと競演。ヴォイスパー
カッション音楽伴奏。お辞儀指導ら、箸休め？パフォーマンス。ソロ、ペア、複数
ユニゾンの組み合わせ。全体の覚え書きは末尾に記載。
自身とカンパニ個々の動きに興味。多彩な趣向も単調な印象しか憶えず、残念。
ゆったりとした旋回、自転＋手振りに、北村独特のはじきれる動きを加味。まるで
北村子供とばかりに、行き渡る振付はそれぞれ面白し。ただ、分身とまではいた
らず、北村自身のソロが突出するのは従来通り。組みつほぐれずの動きが始まると
渾然一体。なぜか茫洋として個々の魅力が薄くなる感あり。どうも惜しいと思うねこ。
いままでなく趣向盛りだくさん。お家芸のシルエットと映像競演や、マーシャル
アーツな動き。新趣向のお能ががりな場面、ピエロの時間なパフォーマンスらあり。
でも、渾然一体場面がほとんど（特に中盤以降）なので、その刺激も効果少。
全体として、単調な印象が先立ってしまい。終盤の趣向なぞ、蛇足にみえて切ない
ものあり。刈り込んだ上、展開と構成をちと工夫してもらえると助かるねこ。
覚え書き
・客入れ時からゴトゴト音。中央円内での北村ソロ。お能よろしくなすり足、両手を
前にあげ腰に打ち付ける。そんな動きでモブシーン。中央円内に回転映像、男ソロ
手振り＋回転の動きでペア、ソロのとりどり。
・暗転して再び北村ソロ。・起立するダンサー群像にスポットライト。背後にスク
リーンにシルエットを映しつ、とりどり。
・ヴォイスパーカッション。女性１、男女ペア、４人の組み合わせ。４人で周回。
・男女が前後で二人羽織な動き。
・男１が残り息継ぎ。女１横臥。脱力した男女２人を、女がお辞儀をさせたり、
しゃきっとさせようとするが×。男１大胆に動く。
・背景は赤、後ろサイドから横照明、中央円にぶるぶる左右に動く映像。ダンサーが
シルエットとなって動く。背景に波紋映像がかぶる。男女ペア中央、女１が残り
ソロ。
・男２女１、前後に男女ペア。男、女を横に抱き上げる。暗転。女じたんだを踏み、
男に飛び乗る。男２人が逃げ回り、女はいらつき、飛びかかる。
・円内に画像、北村ソロ。
・後方横から明かり。冒頭のお能な動き。しだい高揚。
・女を男が抱え、床に降ろす。円内で女ソロ、背後に女１が佇む。佇んでいた女、
円内にすり足。
・男女でマーシャルアーツな動きで絡み。
・床に降ろされた女、映像が投影された円の外、薄暗がりでソロ。背景に木立？映像
がフラッシュ。木漏れ日の中で踊る？。
・照明、一面真白。タッチ、逃げるの連鎖。互いに体に触れ合う、一対一、一対二。
音楽高揚、動き早間。
・暗転。音楽なり、ノイズが混じる。
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