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 ラッパ屋第44回公演「父の黒歴史」

 @新宿 紀伊國屋ホール(2018/01/20-28 12ステージ)
 https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/hall.html
 全指定 前売・当日とも4980円 平日割引回4500円 平日のみエコノミー券3000円

 脚本・演出:鈴木聡 舞台美術:秋山光洋 照明:佐藤公穂
 音響:島猛(ステージオフィス) 衣裳:花谷律子 演出助手:村西恵
 舞台監督:村岡晋 宣伝美術:m9design 制作:山家かおり、吉田由紀子、
 江口紀子、早川晃子 東京公演提携:紀伊國屋書店 企画・製作:ラッパ屋
 出演:
 松村武[カムカムミニキーナ]:光文(90)富坂家当主 リッチスター社社長
 弘中麻紀:冬美(46)
 福本伸一:夏夫(48)

 宇納佑:昭和(62)リッチスター社副社長
 熊川隆一:宏(67)リッチスター社役員
 俵木藤汰:勝村(69)リッチスター社役員
 林大樹(客演・ミーアンドハーコーポレーション):松岡(28) リッチスター社社員
 大草理乙子:佐和子(66)昭和の妻
 青野竜平(客演・新宿公社):平成(28)昭和の息子
 豊原江理佳(客演・ワタナベエンターテインメント):茉莉絵(21)平成のガールフレンド
 岩本淳:伸郎(50)秘書兼雑用係
 浦川拓海:細野(38) 弁護士

 ・愛人たちの娘たち
 谷川清美(客演・演劇集団円)::多佳子(48)
 岩橋道子:ひろ(42)
 ともさと衣(客演・ノックアウト):絹子(36)
 八幡みゆき(客演・ビクターミュージックアーツ):雅子(21)

 ・選挙参謀・
 三鴨絵里子:悦子(44)「来夢来人」ママ
 おかやまはじめ:金子(64)
 木村靖司:今泉(52)

 武藤直樹:徳大寺(62) 元・カリスマ泡沫候補

 2018/1/27(土)晴7:01-9:02PM(2'00)前方中央 客席9割?(450人)
 客層:大人客席、中年層過半数で2世代。男女半々。
 客入れ:折り込みチラシ厚め。パンフA4 3ページ 見開きで相関図・顔写真付きの
 配役。解りやすい。ほかの劇団も見習ってほしいねこ。物販。Tシャツ2800円。
 カーテンコール2回1分。TDSLと同じ年に旗揚げ、キャラもとりどり取りそろえて、
 収まることなく、と福本さん挨拶。

 舞台。和洋折衷の大正、昭和リビング。中央手前にソファセット。下手中庭を望む
 縁側にゆったり籐椅子。正面奥壁にたばこ関係チラシ、扉上に資料室。家長の部屋は
 左手奥、母屋は右手奥設定。
 お話。100円ライターで企業を興し、90歳でいまだ現役社長。愛人沢山いたけど、
 子供はみな認知して仲良しと快男児ぶり。今日は長女(正妻)の誕生日祝い、
 一同で会して大にぎわい。昔気質はよいがと、経営にかげりの副社長長男は苦い顔。
 とあろうことか親父が市長選に出馬宣言。当然、喫煙は養護、というから困ったもの
 で。
 ラッパ屋がいてよかったな、気骨とブラックユーモアあるウェルメイド コメディ。
 今回は劇団員総出演、多彩なゲストとも楽しさ倍増。もうおじさん達が可愛い、
 冒頭のスーツトリオに破顔するねこ。オフビートなおばさん連なりにまたよく。
 年を重ねてバカ忘れずなさまを素敵に見せてくれて○。見映えばかりに拘るような
 時代に蜂の一差しな親父の言葉がガツンとくる(けど過ぎないさじ加減)。

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