＠早稲田 Space早稲田(2024/05/09-20 15ステージ)
全自由 一般4000円 金曜夜割引3500円
作：北村想 演出：流山児祥 音楽：高橋牧[時々自動 ]
振付：北村真実（mami dance） 美術：小林岳郎 舞台監督：山下直哉
照明：橋口佳奈 照明アドバイザー：横原由祐 音響：島猛、畝部七歩
衣装：シアターRAKU 演出助手：春はるか 写真：横田敦史
イラスト：やまなかももこ 票券：今井沙耶香 米山恭子
シアターRAKUメンバー：菊池健光 辻洋子 中尾レイ 三木香
制作：シアターRAKU 主催：一般社団法人流山児カンパニー
出演：
・裁判員
二階堂まり：1号（小学校の教頭）
村田泉 ：2号（僧侶）
真木瑠理子：3号（牧師)
原きよ ：4号（専業主婦）
出田君江 ：5号（レストランのシェフ）
杉山智子 ：6号（塾の講師・元活動家）
桐原三枝 ：7号（スナックのママ）
高野あっこ：8号（失業中）
川本かず子：9号（派遣社員）
めぐろあや：10号（テキヤ）
内藤みつえ：11号（大手サラリーマン）
いそちゆき：12号（農婦）
・証人
溝田勉 ：喫茶店のマスター
佐野眞一：コンビニの店長
西川みち子：アパートの管理人
米田清美：彼告の友人の少年
永田たみ子：原告の友人の少女
・声の出演
塩野谷正幸：裁判官
伊藤弘子 ：検察官
龍昇 ：弁護人
2024/05/11(土）晴 2:06-3:42PM（1'32)後方中央 客席超満員（55人）
客層:ベテラン中心に2世代、女性7割。
客入れ:感染対策 特段なし。受付開場20分の少し前、20位。ミニ椅子、クッション
追加パイプ椅子4列、空席誘導丁寧。当日パンフ A4 4ページ。物販なし。
カーテンコール1回、流山児さんから挨拶、拡散PRのお願い。
2009年前身の「楽塾」にて初演＠ザ・スズナリ。原点回帰のアトリエ ロングラン
公演。
舞台。丸太組の門構え、中央に黒い椅子一脚。手前側、横一列に背を向けて学校
椅子。大テーブル持ち込み式、各自の椅子とも展開。
お話。10代の女性が自殺、恋人らしき男性に疑いが掛かる。被告も原告も不在の中、
裁判員達はその罪を巡って議論だか、四方山話だかを重ねていく。青春の蹉跌、
愛と死を巡る観念的な裁判を脱線しばしば、歌と踊りたっぷりと交えて描いてく。
わちゃわちゃと交わし、揺れて纏まらぬ有様は今時の世間の風刺。かな？と観ている
と、それぞれの癖が出始め、正体は大げさも思いがけぬ姿、主義をさらけ出して
一筋縄じゃいかず。裁判員制度うんぬん、審議そのものを越えて、人生の、その選択
の物語とも見てとれて面白いところ。そこら、闊達至極なベテラン出演者達は登場
人物の中の人が臭うように漏れ、重ねてくるよな独特の味わいあり。チャレンジ
だろう歌唱は真っ直ぐ、しっかりとして清々しい。至近距離、空間の小劇場ならでわ
のライブ感の良さも相乗。
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