青年団「南へ」
＠駒場東大前・こまばアゴラ劇場(1996/2/3-13 19ステ若手公演含む）
前売当日3500
作･演出：平田オリザ
1996/2/4(日)7:00-8:40PM 晴 2列めより 客席満員(60人)
'90初演（アゴラ劇場、未見）。今回再演は、湘南台公演('95-9/22-24）以来。
舞台。ともかく広く、天井高かった湘南台。の中央２つのテーブル空間を切り取
った印象。広さ感覚が残ってるのが嬉し。劇場対角線から過半分が舞台。客席も
あわせて斜。ほとんど椅子席。客席を限定、ゆったりみせるの配慮、○。
上手劇場エレベータが船のデッキのそれ。劇中の移動に効果。２階バルコニーの
白塗りも船のそれ。頭上に白いセール。明るい明かりで、日差し暑いな劇場。
しだい、頭の周りも脳も、もあっっと。南国バカンス状態ねこ。
お話。近未来。成長行き止まり、黄昏日本。なにかしらいいもの求め、日本を
脱出してきた彼らの漠とした夢と倦怠、不安となあなあ。
変で嫌な日本人たち。一見普通、実は変なキャラが多い青年団。の作品でも飛び
切りの今回。眼前で観るアゴラで、また嫌悪感倍増。とても興味深い。
ただ、「純粋」でないというだけで、移民に一方的な差別。あからさまな嫌悪。
やだやだ。そんな彼らに悲しみも。観るお客の内、種々浮かばせる巧みさ、◎。
今回行った動機。舞台あらし？・渡辺香奈さん、また観たくて。不思議な子。
開放感あるというか。微笑みねこ。
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