青年団「冒険王」
＠駒場東大前・こまばアゴラ劇場(1996/5/23-6/17 37ステージ）
前売当日3500（学割割引回あり）
作・演出：平田オリザ
1996/5/24(金)8:10-9:40PM 曇 後方から 客席超満員(全椅子席 45人）
舞台。上手下手2段ベットが４、手前に（一段）ベット。中央テーブルに
雑誌やら。壁にあたるのは灰色吊りパネル。奥は戸外へ空いてる出口。
床は砂？。なんでしょ、あんま見えず。
お話。１９８０。イスタンブール。貧乏旅行者用安宿。日本人だけたむろ
する部屋。アフガン侵攻など不穏な世界。戸外も戒厳令下。なのに寝て
ばかり、うだうだしてる変で胡散くさい日本人達。
冒険王。いい響き。覇気、自由さと胡散臭さ同居した感じ、好き。観てて
、箱庭を思うねこ。外に開いて見えるのに閉じた世界。世界を傍観する
登場人物。それを傍観するねこ。どっちもなんか実感ないってのが、とても
リアル。
ちらり覗くほころびから、伺う中味。うだうだ気ままな人達に、羨ましさ
と嫌悪感：好き勝手が許せないねこ。彼らの焦燥感もちら見つけて、安堵
な嫌らしいねこ。舞台からいろいろ想起してる自分が面白い。こんなふに
お客を自由にさせてくれる、青年団◎。好きと再確認ねこ。
会話、破綻なさ平滑さ◎。演劇じゃないみたいなさりげさ。いろいろドラ
マしてるから、紛れもなくお芝居なんだけど。男女ほろりシーンもキチンと
あるし。不思議な感じ。
役者。野郎ばっか！？。と思ったら女性も。安堵。清々とした平田陽子さ
ん、観れてなんか嬉し。渡辺香奈さん。あの存在感って一体なんでしょう。
|