白石加代子「百物語 特別公演 第一夜」
＠新宿・紀伊國屋ホール (1997/6/30-7/6 6ステージ） 前売、当日4000
構成・演出：鴨下信一
1997/6/30(月)晴れ 7:00-9:00PM（休憩１５） 前方から 客席超満員（500人)
客層：老若男女。いつもより、おねえさま達多し。つってもおばさま中心は変わら
ず。岩波ホール公演より、箸がころんでもな受けのよさあり。
客入れ：全日完売。補助椅子40,50席あり。当日券（開演１時間前発売）席かな。
恐い話朗読１人芝居。変幻自在な白石加代子で一杯な劇空間。がホントすげえよシ
リーズ。５１話達成記念。いつもの岩波ホールから会場を移してのベスト版公演。
１夢枕縛「ちょうちんが割れた話」５分
２高橋克彦「遠い記憶」５０分
仕事おして遅刻。今回は未見。
３阿刀田高「干魚と漏電」３０分
きちんとしたＡ型ばあさん。越した家でおかしなこと。調度はかわらないのに電気
料金が急増したのだ。おほほなローラアシュレイのピンクな部屋着。モズグリーン
のお帽子もかわいい。スリッパはなんだろ、ぼんぼりが。きゃいきゃいとした愛嬌
とおばばな毒舌の妙。初演より、のりのり絶好調な白石さん。楽しいねこ。彼女の
演じるばあさんの驚き喜ぶ、その呼吸に引き込まれる客席。最後の「干魚」を想わ
せる照明演出もこわくて○。
４和田誠「おさる日記」１５分
３の勢いのまま、「おまけ」やりますと。舞台前からかわいい手提げ袋、ファンシ
ーなノートが台本（３もピンクな想定で台本もコーディネイト）。子どもな口調で
さるが人の子どもに？な日記を。最後のドンデン返しも拍手喝采。
と、時計の鐘の音１２。真夜中に始まったのにまた同じ。ここは時間が止まってい
るようです、としゃれた演出。今回の公演、いろいろやってて面白いねこ。
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