自転車キンクリートSTORE「例の件だけど、」
＠新宿・紀伊國屋サザンシアター (1997/7/12-21 12？ステージ）
全指定前売り当日A4200 B3200
作：飯島早苗（鈴木裕美、志田英邦） 演出：鈴木裕美
出演：川原和久、橋本潤、久松信美、平良政幸、小市慢太郎、柳岡香里、
歌川椎子、樋渡真司
1997/7/19(土)晴れ 7:05-9:25PM 前方より 客席超満員
客層：20〜30才代。女性やや多め。小劇場客中心層より、やや年齢層高め。
客入れ：当日券。開演30分前から（今回は20人ほどで10分前倒し販売）50､60席
はあるかな。係のおねえさんは親切。客入れ音楽はメトロフォルス。テレ朝の
ハイビジョン？収録あり。放映日は不明。
舞台。ワイヤフレームな調度、現代の先端オフィスな「城」。高い天井、オープ
ンな空間。下手、オフィス内・中二階にバルコニー。上手、会議机の奥、シース
ルーな格子の自動ドア。
お話。赤穂討ち入り事件。のおかげで、実政策を執り行ってる柳生吉保オフィス
大わらわ。このくそ忙しいのにぃ。処分の評定しろと殿のご命令。っていわれて
もなあ。浅野の弁護側、有罪裁定な儒学者の論破、どうするんだよ。
なんか会社いるみたい。研修で使いたいよな、ビデオ。っておやじ丸だし、いや
よねねこ。でも、入社10年以上：演劇一番観ない世代にみせてやりたい。管理者
って、クール、合理的に会社立脚。やる気起こさせ、自己改革怠らず。できなき
ゃ責任とって、自己犠牲。その上、愛嬌あるエンターティナーでなきゃいけない
わかるけど、辛いっス。人間ですから、ただのおやじ（またはおばば）ですから
それでも仕事、な柳生と成島が泣かせる。共感ねこ。しかしみんなできすぎな
ほど仕事熱心。夢みたい。
浅野の評定しながら、対するもの立場、考え、悩みを描いてく。やや誇張なおな
じみのメリハリ会話と展開、テンポよくて○。忠義って言葉連発。そのリアルさは
？？。けど「愛する思いを信じること」とか置き換えると、わかる気するねこ。
仕事、仲間、家族、退社後の生ビールなんてなんでもいいけど。会社からみたら
、不合理でもゆずれないものもあるかも。その思いの丈の掘り下げがあっさり目
もっと観たかったねこ
役者。川原さん。渋く抑えた演技。舞台締めて○。久松さん。皮肉屋好演。やな
野郎顔が○。歌川さん。ばたばたと和ませてくれて○。小市さん、ぼけと突っ込み
２役な美味しい役所。
［月間一覧］
|