青年座スタジオNo.79「プラスティック」
＠代々木・青年座劇場 (1997/8/25-31 9ステージ)
全指定前売り当日3500
原作：井上夢人 脚色・演出：井上享
出演：井上智之、青木鉄仁、桐本琢也、石塚久美子、小林さやか、松熊明子
1997/8/30(土)晴れ 2:00-3:45PM 最前列から 客席満員(160人)
客層：20才代中心で老若男女、幅広く。女性過半数。客入れ：客席は正面とサイ
ドの三方向。階段状で見やすく○。直前予約ねこは追加席なれど、正面で○。
舞台。白。スクエア空間に黒い椅子６つ、ばらばら正面向いて。奥から放射状に
曲がり広がる、白い配管が６つ。数がポイント。まばゆい水銀灯の白色光が２つ
何処でもない場所、落ち着かない空間印象ねこ。
衣装。グレー、ブラウンの曇った色合いなパッチワーク。個性がありそでないな
お話。自分じゃないだれかがいる。そして、自分が殺されて夫も。捜査ともとれ
る「関係者」の対話と回想からある人物が浮かぶ。がその足取りは混迷をきわめ
、やがて意外な姿が。サイコ・ミステリーですね。
原作しらずねこ。立ち現れる登場人物あれこれに混乱、脳味噌ぐるぐるで面白い
前半。文字な情報が一杯で説明的なのは△。いたしかたないのか。冒頭で勘ぐっ
てた結末が巧みに立ち現れる後半。まったく鮮やかだけど、過ぎるほどで拍子抜
け。ぐるぐるカオスのが好き。って個人的趣味ねこ。会話に参加しない人物達の
不安げな視線やら態度やらが、伏線な面白さ。破滅な結果でも、よりよき場所へ
と向かおうとする前向きさが○。細かい演技、キャラを演じ分ける役者さん達は
器用。でも、感情移入できなかったのはなぜかしらな、ねこ。
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