拙者ムニエル(8)「ボンレス波止場」
＠早稲田銅鑼魔館(1997/10/7-13 10ステージ）全自由前売り1500当日1800
作・演出：村上大樹 出演：加藤啓、大羽英雄、千代田信一、藤倉寛之、伊奈恵一
政岡保宏、岸伸決、市川訓睦、澤田育子、成田さほ子、村上大樹
1997/10/9(木)晴れ 7:00-8:50PM 中段から 客席超満員（70人）
客層：20才代中心。学生か、この前までそうな若さ。男女半々。
客入れ：受付は開演１時間前から。当日は開演10分前入場。制作がきっちり当日
券の数を決めてるようだし、予約が○。メールでも可。場内整理は個別にあり。
舞台。書き割りの波頭な海、空にかもめ、「拙」の一文字。中央に緋色の台。
お話。海に関わってなんか纏まる、並行する３つの挿話とあれこれ。ある時は妖
しい給食おねえさんだったりな主婦が男を骨抜き、そこではカメが奸計、息子が
慟哭したりするの。好きなマドロスに誤解されまくりの女が、傷心の旅から愛欲
と地獄の果てに放浪するの。男気漁師がかわいい新入り（男）に一目惚れ、で破
天荒な冒険しちゃうの。
くだらなさが既存のいいとこどりリミックス。楽しい。どれが本編？なあれこれ
ガジェットなマンガ、アニパロ、ゲームパロがちょこちょこ。奇想だったり愛憎
だったりな濃い物語の合間に学園サークル内恋愛話が入ったり。受けるポイント
となるネタを各種取りそろえな感じ。続々な挿話のなんかありそうで、結局どう
でもよさそうないい加減さ、中途半端さあって◎。きちんとした演技でおばかな
のも○。場面転換、会話で妙に白くなる、気まずい間が多し。それを面白がりねこ
も、後半疲弊して△。もうちと短めに、中盤からスピード感持たせてもらうと
ありがたし。役者。加藤啓さん。気持ち悪い寸前な変さが○。
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