明星真由美「週刊明星VOL.3」
＠渋谷・青山円形劇場(1998/2/21 1ステージ） 全自由前売当日2000円
総合演出：小池竹見
出演：明星真由美＆双数姉妹、猫のホテル、拙者ムニエルからのメンバー
1998/2/21(土)晴れ 7:35-9:00PM ロビー側から 客席8割(200人）
客層：20才代中心に幅広く。女性過半数。客入れ：ゆったり埋まってゆく客席。
舞台。８角形周囲にフェンス、床のすっぽんは２カ所、本公演時の楽屋側１ブロッ
ク客席は撤去。
ねたの盛りだくさん感は少、個々が長めな、今回。松村武の作「お明」はもう打ち
切り？。アカペラ・コーラスなし。どうでもいい企画（前回ならカロリー対決とか
）がないのが淋しいねこ。出鱈目なムニエルにくすくす。オープニングやら、啓明
さんのバレエやら、ダンス系のが印象に残るねこ。
次回は4/21＠中野・あくとれ。明星さんは新感線の東京(-4/19)〜福岡公演(4/24-)
の狭間。できるんかいと突っ込まれぼこぼこのカーテンコール。週刊啓明、または
ダンスなし！の週刊今林（いまりん）が成るか、乞うご期待でオシマイ。
今日のねた
０「幕間（じゃないか）芝居」 （村上大樹、加藤啓）
狂言装束ですっぽんから二人。なんかだべる、微妙に明滅する明かりにあれれとか
１「ダンス」（池田鉄洋、いけだしん、森田ガンツ、五味祐司 他＋明星真由美）
ゴシックホラーなBGM、黒いKKKな一団が紙コップを捧持ち、儀式めいた。一転、曲
はカメレオンアーミー。脱ぎ捨てた衣の内は色とりどりのジャンプスーツ。キャッ
チュにダンス。赤と黒にいつも頭に触角飾りの明星さん。一転、曲は六段な琴の調
べ。「一石二鳥」「第三元」とかけ声、よーパンとカシワ手打ちながら、一同退場
２「パーカッション世代」（堺雅人、杉井邦彦、柏原直人、松下好、桑原裕子）
お題？は都営１２号線。ハンドクラッピング、口やら床やらパーカッションでリズ
ム。生ものは本「日中に」→→１２、と苦しい駄洒落もリズム。大暴れ、つうかじ
ゃれあいな堺以外。ここはプレイルーム（劇場と同じフロア。こどもの城セクショ
ン）かい、なんで仲良し？とぐち堺。ひょっこりひょうたん島でリズム取りながら
一同退場。桑原さんが楽しそう。
３「幕間芝居 第一幕」（村上大樹、加藤啓）
連獅子？な変な振り。第一幕：天保１８年。飢饉なるも何もできない村人の悲惨を
描いた、近松作「曾根崎心中」。はらへったとゴロゴロ。六本木？となんか掛け合
い。「犬の名前シリーズ」。「もじ」って犬の名前？。伊藤博文が天皇だった頃を
描いた、鴨野長明作「おらが春」。突然休憩１０分。途中退場×なので注意。託児
所は３Ｆ、でも青山劇場は今、芝居やってません。脱力ぶりに笑うねこ。
４「ふしめがち 千葉雅子作」（池田鉄洋、いけだしん、村上航、小野啓明、
五味祐司、佐藤拓之、内藤達也、今林久弥、吉富光宏＋明星真由美）
廻る彫刻顔の男・ステファン（小野）を見やりながら、女（明星）はあの恐るべき
東洋人達のことを回想する。ドイツ、ゲットー。身体検査でふるい分けられるユダ
ヤ人達。15874な女は将校（鉄洋）に見いだされる。小うさぎちゃんと呼ばれる女の
エロスとの闘い。掲げあげられる女、シカトされる女、SEXチェックと走らされる女
男を知れと腋臭を嗅がされる女。パン屋（今林）は女の口にパンをIN/OUT。なんか
いじけて、能祖さん（こどもの城劇場運営部所属）にぐち聞いてもらうと退場。将
校も退場。と「愛人」のステファンが嫉妬から女をいじめ：掘りを深くされ（メイク）
される女。将校帰還。打ち打擲されるステファン。女に贈り物：パン屋の生首
みんな狂って高笑。黄昏る舞台にアモーレと女は去る。濃くて笑わせる展開が○。
啓明さんがたしかに彫刻顔でくるくる廻るのが、なんかおかしい。
５「ダンス」（総員）
ファンクな曲で盆踊りな振付。舞台内外で。〜ムーディな曲、女３人が舞台に。
６「女サソリ 松村武作」（大倉マヤ、井上貴子、間瀬とも子、阿部宗孝、小林至、
コイケ タケミ）
監獄な檻の中に女３人。腕に怪我の男、傷つけたものがここにいるか？と尋問され
ながら、フェンス外周を引きずり回され。彼の妻が中に。サソリに復讐したいか？
に頷く男は撃たれて死。尋問官、実はサソリと通じている、も死。捜査官の男二人
登場。死体を監獄に投げ込んで、サソリかどうか反応を見ようと。ずべ公、情に深
い・殺された男の妻、クールな女。前者２名の侃々諤々に嫌気さすクール女。死体
の二人はなぜか双子の真相？。その印？にお尻に同じ入れ墨、って半尻だされて、
とほほな死体。クール女がサソリと疑われて・・。怪しくて○。ちと間延びした感じ
あり、眠くなるねこ。
７「幕間芝居 第ニ幕」（村上大樹、加藤啓）
平安時代の織田信長のずっこけ話し、村上春樹作「ノルウェーの森」。なすのよい
ちもどきに芝居。「女と別れるときの言葉シリーズ」。方言になじめなくて。俺が
サークルやめるから、などを尻すぼみに。出演者高齢のため、１０分休憩。お知ら
せ。３月の歌舞伎座の案内。仁左右衛門主演「リア王」。GRAYのアリーナ席が大量
に余ってる情報、チケット(200円）好評発売中。
８「新婚さん、いらっしゃい」（村上航、佐藤真弓、市川しんぺー、中村まこと、
森田ガンツ、明星真由美＋今林久弥と妻（指絵））
サンシ：村上、アシスタント：佐藤。キャラ、ベタにつくってます。ずけずけ物言
いな佐藤さんが○。今林夫妻の悩みに答えてあげる。最近、夫婦というより友達。
ヤクミツルじゃない、ナギラ（市川）。かくれんぼのプロ、白骨化の話しを。ナカ
オアキラ（中村）。夫婦は似てくる。自分似の女房にムラムラの話しを。ミワアキ
ヒロ（ガンツ）。K.Tとも思い出話しでワンマンショー状態。天然パーマで眉太男
？女？がアドバイスにと歌。クロサワトシオ、時には娼婦のように。ダンスな二人
が場内あちこちで、ムーディ。
９「幕間芝居 第三幕」（村上大樹、加藤啓）
大石、吉良の目を欺くために芸者遊び。目隠しして捕まえた子はあれ吉良？。なん
か、とぼとぼと説教。殺すときは連絡、してね。「反抗期の言葉シリーズ」。トースト
焼きすぎ！！、とか。
10フィナーレ
明星さんの素敵なお歌（曲？、杏里？）。次回は4/21、とできるんかいと半裸一団
が乱入、明星さんぼこぼこ。あとは冒頭の通り。じゃあ、週刊今林は６月ねと啓明
さんに譲ってもらう今林。
|