双数姉妹「オペレッタ-王女Pの結婚」
＠新宿・ 紀伊國屋ホール(1998-9/16-20 6ステージ) 全指定前売り3200当日3500
脚本・演出・舞台美術：小池竹見
照明：斉藤真一郎 音響：島貫聡、斎見浩平
衣装：伊東哲治、小原敏博、川田麻美、原島順哉、森崎麻記 宣伝美術：高橋歩
出演：明星真由美、佐藤拓之（プリンプリン、ボンボン）今林久弥、五味祐司、
伊藤由維子（宰相、王、王妃）小野啓明、小林至、内藤達也、井上貴子（革命家達）
柏原直人、大倉マヤ（医師、看護婦）阿部宗孝、間瀬とも子（プリンプリン婚約者
、その妹）、吉富光宏、中村靖（執事、衛兵）、桑原裕子[劇団KAKUTA]（歌手）
1998/9/19(土)晴れ 7:05-8:40pm 中段より 客席８割(300人）
客層：20才代中心に幅広く。男女半々。親類縁者？な方々もちらほら。
客入れ：当日券本席のみ３０枚ほど。最後尾３列は空席。パンフ類はなし。
紀伊國屋ホール、初公演。
舞台。王宮のテラスをイメージ？。天井まで５本の柱。後方に向かい階段。彼らに
してはオーソドックスな装置。
お話。悪賢い王の弟な宰相に牛耳られている王国。妄想癖ゆえ病院に幽閉されてい
たプリンプリン姫は回復、国に戻ることに。が王国は陰謀とスキャンダルで揺れ動
いていて。別の世界でセラピーを受ける主人公の治療シーンをまじえた、自失した
人達の自分探しな80年代エンゲキ・モチーフやら。をシニカルに疑って描いてく。
虚無感、絶望感もちつつ、歌い続ける意志なラストシーン。今な世界なのはわかる
けど、もっとかっこよく描いてほしかったねこ。桑原さんの素直な唄は○なれど、
演出はただのコンサートシーンなべたさで△。双数姉妹らしい実験手法はたしかに
健在（マンネリともいうか）。特定人の間しか意志疎通できないグループでの会話
、プロンプター付きリモコン会話とか。でも、全体に薄くてすかすか印象。もっと
緻密にできるだろうに、なんかもったいないと思うねこ。
役者。今林さん。元通りの体型で安心。クールな演技は変わらず○。五味さん。な
さけなくて○。もっと無為に悲しみを醸してくれたら、なお○。桑原さん。思いの
外、大抜擢。思い通りに演じてる様が爽やかで○。
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