拙者ムニエル「キャベツがどっさり」
＠下北沢・駅前劇場 (1998/10/7-11 7ステージ) 全自由前売り2000 当日2300
作・演出：村上大樹 照明：千田実 音響：尾林真理 舞台：斎田創+突貫屋+ZEST
小道具：桜井徹 宣伝美術：吉井花英 制作：内藤利恵子
出演：寺部智英（キャベツ・キャベツ）、成田さほ子（キャベツ恋人・チビ太）、
池田鉄洋[猫のホテル]（モンスーン一員・スパイシー）、小手信也[早稲田大学演劇
倶楽部]（モンスーン一員・ピコ父・ジューシー）、千代田信一（モンスーン一員
・ヘルシー）、澤田育子（ヘルシー妻・アケミ）、山岸拓生（いろいろ・片瀬）、
岸伸泱（いろいろ・広瀬）、伊奈恵一（チビ太に横恋慕・モロ）、加藤啓（アイド
ルデュオ片割れ・ピコ）、村上大樹（アイドルデュオ片割れ・ハッチ）
1998/10/10(土)くもり 7:15-9:20PM(2'00) 中段より 客席超満員(180人)
客層：20才代、学生ぽいお客中心。おじさんおばさん層はほとんどおらず。
客入れ：受付開始やや遅れ。荷物預かりあり。遅れたお客を座らせるため、詰めの
お願いあるも客協力せず、再依頼もなし。立ち見若干名でたもよう。動員増に制作
の手際が追いついてない感じ。応対は丁寧なんだけど。
舞台。緑の穴あきプレートから朱色が覗く衝立が上手下手。中央奧、朱に黄色の揚
げ幕ついたステージ。ムニエルらしい原色系の美術。
お話。一人立ちしたい、人間みたいになりたいキャベツ。元アイドルグループの一
員なるも世をはかなんだか、キャベツになったジューシー。いろいろあって、その
子供ピコはキャベツのおごりで入ったトンカツ屋で親父と再会。しかし時既に遅く
千切り状態の父。供養に食べたらキャベツ恋人が突然妊娠、うまれたのは父・ジュ
ーシーそっくりな子、は怪物化し独裁者に。でも正気になってグループ員と友情復
活。一方、キャベツはくさりかけながら、恋人に食べてもらって幸せ。かな、あえて
お話書くと。
いつも通り、既製の映画、ＴＶドラマのこっぱずかしさを笑うようなあれこれ。ま
じめ顔でいて、人をくったようなきちがいな展開は面白いねこ。器用にこなす役者
もちらほらいるし。全体はショートコントをつなげたようなつくり。全然お話？に
絡まないのもある、目茶構成。ねた数多すぎ、個々は長すぎで、飽きと疲労がきち
ゃうねこ。刈り込み、短縮、整理希望。
加藤啓＋村上大樹のすれ違い漫才、澤田育子・鉄火肌おねえさん役の浸っているキ
ャラぶり○。小手伸也、濃いキャラで濃い演技。あんまり暑苦しいので思わず笑う
ねこ。猫のホテル・池田鉄洋。いつものように動きとキャラがあちらの世界にいってて
面白し。
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