サモ・アリナンズ プロデュース第13弾 「ホームズ」
＠下北沢 ザ・スズナリ (1998/11/6-15 14ステージ)
前売り指定2800自由2600（当日+200） ※指定13500・自由12500(共に5枚1組）あり。
作・演出：倉森勝利 照明：中川隆 音楽：青木渉 音響：山口敏宏
小道具：うのけいいち＆量野和恵でごさいます、衣装：森由紀子
映像制作：烏塚美樹枝＋大平雅之・本橋亮 宣伝美術：岸南美子
パンフレット制作：ワタナベタカユキ 制作：ＯＦＦＩＣＥ Ｗ＆Ｄ
出演：小松和重（ホームズ）、倉森勝利（ワトソン）、
うのけいいち（ドナルド弁護士）、森本奈央美（ライア・アライジア）、
渡部音子（ハドソン婦人）、千野ハルナ（ナンシー）、海原ローラ（ローラ女史）
平田敦子（ジェミー）、横山利彦（Dr．マイク）、久ヶ沢徹（いろんな役）、
虻箆邦公（ジェームス）、伊丹孝利（純）、久保弘美（デブ）、林ゆう子（チビ）
ワタナベタカユキ（男デブ）
1998/11/13(金)晴れ 7:10-8:30PM(2'20) 桟敷最前列から 客席満員(140人)
客層：20-30才代中心。女性過半数。
客入れ：受付2F,1Fに案内あり。台本、ＣＤ（各1000、ふたつで1800）を役者が一生
懸命発売中。ベンチ自由席を客入急増につき桟敷になったそう。何度か詫び入れあ
り。でも座布団３枚重ねふかふかで◎。詰めはゆるめにあり。荷物預かりは積極的
てきぱき制作○。開演前アナウンスはうのさんが幕内からダメを出されながら。携
帯など音のでるもの「OK」に受ける場内。劇中使用する小道具なカード＊を全員に
製作指導。＊裏が青い紙。出してから荷物預かりするように（しちゃって、うのさ
んにもらったねこ）。要はトランプカード８枚分を切ってつくるんだけど、ばか丁
寧にステップ踏んでやるから変に怪しい。この辺は判ってもついてゆくのがお約束
舞台。青と白の市松模様の床。下手奧が一段上がり、階段設置。２Ｆ舞台の上手側
はブラインド、はっきり見えず。出入口は他、上手側奧と袖にあり。
お話。すんごい金持ち、でも猜疑心のゆえ狂って殺人、自らも変死したなんとか郷
屋敷には郷の遺言で呼び集められた有象無象。遺産の在処は代々伝わる曲をいれた
レコードに暗号化されているという。探偵？・うざい全身バーバーリー柄服男・
ホームズはその謎を解くために呼び寄せられる。しかし着く早々に密室殺人発生。
ホームズの命を付けねらう、悪の元締め・モリアーティ教授の気配もあって。お話は
結局のところどうでもいい感じがあるけど、一応書いてみたねこ。
しょうもない、膝かっくしなタハハ笑いが楽しいねこ。へんてこなキャラ笑い中心
、刺身のつまになっているストーリー、調子コキまくり遊ぶ役者。通常芝居で必要
のないところでシリアス、必要なところでゆるゆるに外す、明後日いってるアドリ
ブ会話バトル。札と、いつも通りおばかなれど、今回ミステリーな外観がアクセント、
きりりとした脱力さ（変か？）になってて○。犯人探しでなぜか件のカード登場、
「ご迷惑」がでたら犯人？イベントあり。お客を含め、全員でカードをなんか
七面倒にシャッフル、段取りだと全員の手元に残るのは「ご迷惑」。なれど肝心の
舞台ではそうならず、当って起立させられたお客がぼ呆然としてる企画外れ。
とほほな抜け具合○。
真顔なのにすっとこどっこいなキャラ芝居は強烈。本多劇場公演でも猪突猛進のダ
イナマイトぶりを発揮した、巨漢・平田敦子、パワーアップ。喜怒哀楽が破綻、何考
えてるか？な何者だおまえは！？演技に受ける場内。なにやるかわからない、
なんでもやっちゃう演技に大笑いねこ。同等の気まぐれな怪優・久々沢さんもたじた
じ。その久々沢さんもまけじとやりたい放題。もっともらしく顔で繰り出す、ずっこけ
ぶり◎。小松さんのつっこみも○。おばかやり取り（電車場面での無意味な人形
遊びとか）は楽しくて◎。
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