Ｇ2プロデュース「SUPREME EXPRESS 止まれない12人」
＠新宿・スペースゼロ (1998/12/17-30 15ステージ) 全指定前売り当日共4000
作：後藤ひろひと 演出：Ｇ2 演出補：山西惇 美術：綿谷登 照明：黒尾芳昭
音響：Alain Nouveau 衣装：三大寺志保美 舞台監督：浦野正之
プロデューサー：Ｇ2 制作：四方睦子ほか
出演：
サインをねだる男・朝倉 ：升毅[MOTHER]
ヤクザにしか見えない男・野間 ：山西惇[劇団そとばこまち]
「雷神号」おたくの少年・どんぐり：わかぎえふ[リリパットアーミー]
コスチュームの男・キリヤマ ：三上市朗[劇団M.0.P.]
鉄道警察・来巳 ：久保田浩[遊気舎]
もの静かな男・坂本 ：蟷螂襲[PM／飛ぶ教室]
ジュラルミンケースの男・近藤 ：川下大洋[Piper]
ハスキーボイスの謎の女・堀川 ：牧野エミ[MOTHER]
東北弁の女・渡辺 ：村木よし子[劇団☆新感線]
TVレポーター・安芸 ：楠見薫[遊気舎]
１号車パーサー兼ウェイター・北川 ：野田晋市[リリパットアーミー]
コピーライター・大曽根 ：後藤ひろひと[Piper]
1998/12/30(木)晴れ 7:05-9:05PM(2'00) 進行方向右手より 客席超満員(430人)
客層：20才代中心、男女半々。お客の乗りがなんかよく、初アンコールあり。
客入れ：当日券客で立ち見もでる盛況。パンフ(1000)はA4版、写真バックで字がち
と読みがたし。
Ｇ2Ｐ、密室パニック・ミステリーシリーズ第三弾、完結編とか。
→第二弾 97/3１２人の入りたい奴ら
舞台。会場中央、横幅ほぼ一杯に実物大・電車先頭車両。白地にライン。三輪マーク
に「Supreme ･･」のロゴマーク。オレンジの車内には2列10席のみのゆったり
シート、後方にベンチシート付き喫煙室と手荷物ラック。運転席は最前方２Ｆ、その下
は展望スペースって、最初見たとき、観光汽船かと思ったねこ。客席前方、後方扉上
には電光掲示。上手下手のボックス部前のお客は中央客席部が見がたいかも。
お話。鹿児島〜北海道を５時間（だっけ）で結ぶ、超特急列車のお披露目試乗会。
さまざまとりどりな乗客はいわく因縁ありげ。事件発生、おまけに電車はノンストップ
で爆走することになって。
どないなっとんねん、なてんやわんや展開。無理矢理ぽい危機突入、そこにわけあ
りキャラの伏線（ねた）が突っ込んで、いいやら悪いやらそれぞれのおかしさを出し
てく。そこらテンポのよさと楽しんでやってる風な役者の演技が○。小ねたがあれ
これあり、こまめにねたの可笑しさを拾って楽しむのが○かな。伏線の数の割に
絡みがもひとつ局部的ぽつぽつでもの足りず。パニックの進行をさらにエスカレー
ション、畳み掛けの集約度や意外性がもっとほしいところ。これでもか!って、これ
もぉ！？ってくらいに。マンガっぽく、奇天烈に飛んじゃってもよかったのにとも思う
ねこ。
役者。にそれぞれ為所ありのＰ公演。三上さんとか、お約束キャラもお祭り公演な
らではのお楽しみ。ひろひと大王のへんてこだけど、実は真っ当キャラがおかしい
ねこ。
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