1999年夏休み前 劇団☆新感線チャンピオン祭
「直撃！ドラゴンロック2･轟天大逆転 〜九龍城のマムシ」
＠サンシャイン劇場（1999/7/6-20 17ステージ)
全指定 前売当日共S5500 A4000 キャンパスチケット3500（ぴあのみ、要学生証）
作・演出：いのうえひでのり 照明：松林克明 ＰＡ：井上哲司［フォース］
音効：末谷梓、大木裕介 美術：綿谷文男
小道具：高橋丘蔵、長谷川智恵子ほか
特殊効果：南義明［ギミック］ イルミネーション：奥田イルミカ
ヘアメイク：河村陽子 衣装：竹田団吾 振付：川崎悦子 音楽：岡崎司
殺陣指導：田尻茂一［アクションクラブ］ 演出助手：坂本聖子
舞台監督：芳谷研 制作：志賀玲子ほか
オープニングアニメーション
コンテ・演出：森川滋 原画：林千博 美術：阿部JAPON
出演（説明はあえて伏せます）：
橋本じゅん：剣 轟天
古田新太 ：ジョニーレッド魔夢死郎（まむしろう）
高田聖子 ：梶目いっ子（サソリッ娘）
池田成志 ：St．死神
三宅弘城［ナイロン100℃］：鉄腕イワン（熊田金太）
粟根まこと：マコ乙松
右近健一 ：フレディ讃岐
インディ高橋：カストロヴィッチ大佐
逆木圭一郎：東方不快
前田 悟［アクションクラブ］：ヒマラヤンエクスプレス１号
田尻茂一［アクションクラブ］：ヒマラヤンエクスプレス２号
川原正嗣［アクションクラブ］：ボン・フェイ・フォン
磯野慎吾 ：KANSAI KIDS 堂金（どうかね） 剛
河野まさと：KANSAI KIDS 堂金（どうかね）光一
杉本恵美 ：熊田シカ
西村かの子：熊田クマ
タイソン大屋 ：ブラック・マムシ団 マム１
はだ一朗 ：ブラック・マムシ団 マム２
清水順二[MOTHER]：ブラック・マムシ団 マム３
ヒロシ ：ブラック・マムシ団 マム４
山本カナコ：MAX SPEED カンナ
平川マサコ：MAX SPEED マーサ
中谷さとみ：MAX SPEED エッコ
保坂エマ ：MAX SPEED エヴァ
中村なる美：MAX SPEED ナカムラ
1999/7/11(日)雨 7:05-9:55PM(80/休15/85) 中段より 客席ほぼ満員（700？人)
客層：20-30才代中心。女性過半数。
客入れ：当日券、開演１時間前から。30人ほど列。席はかなり前、中段とぱらぱら
とあり。希望をいわないと中段補助席(松 20席ほど）になるみたいね。
B4？サイズの大判パンフ(2200)。紙相撲切りぬきとかお楽しみあり。キャラクター
グッズ（キーホルダー）あり。1000/10000売れ、在庫多数、よろしく状態とのこと
ＴＶカメラが何台か、またビデオにするんでしょう。
「花の紅天狗」と並ぶ、おばかパロ芝居「直撃！ドラゴンロック〜轟天」から２年
お約束通り「帰ってきて」のシリーズ続編。
舞台。不夜城香港を見おろすフロアだったり、秘密基地な九龍城だったり。書き割
り、電飾の安っぽい感じが、Ｂ級アクションつうか学芸会の雰囲気を醸しだし。
照明はなんかもう多量、舞台上までムービングライト林立してるし。
お話。20**年ネオ香港。囚われた兄を救おうとする姉妹と怪しい男達の戦いがいき
なし路上で。通りすがりに、でもしっかり様子を伺って加勢の濃い顔男・轟天。
女の子が虐められるのはだまっちゃいられないしね。しっかり下心で次第を聞いて
みれば、まあ大変。「ニュー九龍城」を根城とする巨大組織が、サイボーグ戦士に
改造！？。奪回した当の兄はしっかり記憶を消されてるし。困った処に救いの手
！？と思いきや、お約束にそうは問屋は降ろさなかったり。巨悪組織の陰謀の謎。
胡散臭く、うざい最強戦士との戦い。などぐるぐる渦巻きながら、こまった大ボス
ジョニーレッド魔夢死郎との死闘？へとなだれ込むのだった。
バカ爆発。70-80年代アクション映画、アニメ、ミュージカルやらパロディ大行進
お兄さんお姉さんになるほど笑える？、畳み掛けねたの大盛り。大変美味しいねこ
きっちりした演技、きまったダンスとお歌、きれいなお姉さま達と完璧なスタッフ
ワーク。見事なステージングが腰くだけの展開を盛り上げる。ハイテンション＞
おとぼけ、ハイスピード＞ずっこけがもう止まらない。もう立派。潔いとほほ演劇
大量消費むだむだエンターティメントに拍手ねこ。
小ねたに愛情ねこ。書ききれないほどのこだわりが楽しい。チープな小道具、特に
吊りものの情けなさ。メロディアスな曲におばか歌詞。さりげに登場のタイムボカ
ンねたもそう。高田聖子が卓球戦士で登場と、自前ねたも貪欲に取りこんで逞しい。
お約束のキャラ。少年マンガな展開に、少女マンガなギャグセンス。ねたの年代か
らすると、往時の亜月裕＠別マ（古すぎ？）とかな。スケベだし、笑えるトラウマ
抱えてるし、わがままだし、黙ってれば美青年なのに・・といった具合で。古田さ
んはそんな屈折キャラをもうたっぷりと。成志。ゲストにふさわしく美味しい卑怯
キャラ。ラス近くには（見た目）セクシーさも、忘れずアピール。彼にいつもの
キャラをとられた格好の栗根さん。ちと損な役回りなサブキャラ。致し方ないか。
ひさびさの高田さん。しっかりばたばた、ちゃきちゃきした動きが楽しい。歌も
抜群の巧さでまあ気持ちいいこと。
橋本じゅんさん。こうして他をみるとキャラが
薄く感じるから、まあ恐ろしい（笑）。情けなすけべ部分を律儀にやってくれて○。
［月間一覧］ |