THE SHAMPOO HAT「月が笑う」
＠新宿 SPACE107 (2000/1/28-30 5ステージ）
全自由 前売り2,800円 当日3,000円
作・演出：赤堀雅秋 照明：赤石諭 音響：神尾美穂 舞台監督：飯室由美子
舞台美術：F.A.T.studio 制作：徳永陽子ほか
出演
日比大介 ：不動産会社社員
赤堀雅秋 ：警察官
児玉貴志 ：サングラスの男
多門 優 ：「ピンクサロン・ヘヴン」の呼び子
小林健一[動物電気]：煙草屋の男
福田暢秀 ：煙草屋の男の弟
平田敦子[フリー] ：「スナック純」の女
武石満子[クロキプロ]：「ピンクサロン・ヘヴン」の女
2000/1/30(日)晴れ 6:05-7:20PM(1'15) 中段より 客席満員(140人）
客層：20才代中心に幅広く。男女二人連れ多し。岩松了の姿も。
客入れ：前売りは整理番号なしの整列順。当日精算は整理番号付きで前売りの後に
入場。整理番号有無は、後者のが人数が多いせいかしら。後方階段席の半分は
関係者席、ちと多すぎるような。適時誘導あり。折り込みパンフ。作家挨拶、
キャスト、今後の予定(5,6,10月に公演）掲載。
舞台。まあリアルな造り込み。場末の飲み屋横町「猫道」、路地裏。上手、手前
煙草屋から細い道沿いにピンサロ、スナック、焼肉屋の看板、煉瓦壁がのぞく。
下手〜中央は、コインランドリー。中の洗濯機もリアル。下手端に煙草屋の家
玄関、そこからフェンス越しに道の一部。
お話。場末の飲み屋横町。土地買収にやってきた不動産屋。他の人間では巧く
いかず、それで俺が、と凄そう。でも、やっぱり見た通りに見かけ倒し。
巡査に因縁つけられ、飲み屋店員は言いがかり、煙草屋はタバコ代をごまかし。
口先だけの虚勢の男、小学生の方がまだやれそうなほどで。
情けなく、バカ哀しい人物。クールな文体＋愚連な荒くれ＋とほほさの妙。
いれこんだ役つくり、会話の緊迫感。今回も独特の空気感にふーんねこ。
足りない位で丁度いい、上演時間も○。
役者。不動産役・日比さん。自己完結する、嘘つく、虚勢を張る、でもいいやつ
な男。いかにもいそうなリアル役造り。やり過ぎと思うほどに。煙草屋役・
小林さん。しらっとした顔つき、口元と目元だけ敵意が浮かんだりと強力。
ホステス役・平田さん。男勝りにやさぐれ、でも弱さも共にある役を巧みに。
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