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 劇団ジャブジャブサーキット プロデュース VOL.2「サワ氏の仕業III」

 @池袋 シアターグリーン(2000/12/22−26 7ステージ)
 @大阪12/7-10 名古屋1/11-14
 全自由2,500円 当日2,800円

 作・演出:はせひろいち 照明:松野弘、小島好美 舞台監督:岡浩之
 音響:棚橋由紀 舞台美術:JJC工房 宣伝美術:福田純子(アトリエアルカ)
 制作:咲田とばこ
 出演:ねたばれのため役者名のみ掲載。
 咲田とばこ、平塚直隆[プロジェクト・ ナビ]、吉田泰子[劇団41年式]
 中杉真弓、岡浩之、黒宮万理[少年王者舘]、岩木淳子、奥村智美、はせひろいち

 2000/12/24(日)晴れ 7:03-8:23pm(1'20) 中段より 客席6割(50人)
 客層:20-30才代中心。おじさんが結構多め。
 客入れ:ぱらぱらと埋まっていく客席。場内誘導適時。開演前から舞台では人物
 往来。折り込みパンフ。「社外秘」とあり。役者、スタッフ名だけ。配役表はネタばれ
 につき終演後配布、また他言厳禁と主宰の挨拶文あり。本日クリスマスとのことで
 全プレ(食べ物)あり。

 折り込みパンフには役者名だけ、ご挨拶にトリッキーなミステリー故とお断りして
 終演後に配役表配布。もともとなぞめきなジャブジャブをしてこの配慮にほよよねこ。

 舞台。山荘のリビング。中央、六角形柵の中に石油ストーブ(まじ点火)。取り
 囲むようベンチシート。上手に古ぼけた一体型ステレオ。下手正面に木材積んだ柱。
 下手壁際に黒電話とノート。灰色の壁には弧をえがいた白布がかけられ。
 
 お話。なにげな日常に浮かぶ愛憎ミステリー。三話オムニバスは連なって、トリッキー
 に点と線を結ぶ。
 
 思わせぶり小、わかりやすくしつつ、謎めきを残して興味つきず。面白いねこ。
 冒頭の小説談義、とかシリーズものなお約束も楽しいワンポイント。はせ氏独特
 風味も健在。自然体の日常エピソードを連ねながら、山荘、探偵事務所、遺伝子
 研究所、という特異な背景を取り合わせるとことか。
 
 役者。語らずの感情表現をしっかりして好演。とりわけ、女優の存在感○(設定の
 せいもあるけど)。やたら押し出し強いお姉さまぶりに苦笑いな、吉田さん。
 ナイーブな憂い顔に憎しみのほほえみが射して印象的な、黒宮さん。

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