サモ・アリナンズ プロデュース 第17弾「マクガフィン」
＠下北沢 ザ・スズナリ(2000/12/27-2001/1/8 20ステージ)
＠大阪 1/12-14ステージ
指定前売り2,900円 当日3,200円 自由前売り2,500円 当日2,800円
作・演出：倉森勝利 構成：小松と倉森勝利ブラザーズ
照明：中川隆一 音楽：青木渉 音響：山口敏宏［Sound ConcRete］
舞台美術：福澤諭志［至福団］舞台監督：松嵜耕治+至福団
衣装：金子道代、吉岡香織 映像制作：本橋亮、鳥塚美樹枝、大平雅之
宣伝美術：岸南美子 制作：浅川智惠 企画・製作：サモ・アリナンズ
出演：
小松和重：ダグラス（誰かに見られてるように感じてる平凡男）
久米淳子：リンダ（の妻）
佐藤貴史：アンディ（の子供）
高木尚三：ロバート（怪しい男）
大政知己：ジューズ（怪しい男）
山内圭哉：トレンチ（コートにこだわる怪しい男）
平田敦子：デヴ夫人（ダグラスの隣人）
久ヶ沢徹：ピーター（の夫？）
小山亜由子：キャサリン・ゼタ・ジューンズ
村松秀憲 ：オーディションに落ちた男
倉森勝利 ：秘密キャラ
2001/1/5(金)晴れ 7:10-9:10pm(2'00) 前方より 客席超満員（150人)
客層：20才代中心にとりどり、スーツおじさんちらほら。女性過半数。
客入れ：自由３列ベンチシート（ゆったり掛け）。当日券用階段座布団席あり。
荷物預かり、場内案内積極的。ちょうど満員に詰めの誘導あり。開演前に役者
三人で物販。舞台と２／３は違う台本(B5 1000円)。誰でもＯＫのサイン付きで
販売（やや売れ行き低調）。ほか、ライター、新聞を物販。
マガフィンは仕掛けの意味の映画用語。ヒッチコックの「知りすぎた男」風
サスペンスな今回。
舞台。積み木を重ねたようにシンプル、とこどこパステルで彩り。中央高く、
天井までの白幕。上手に中二階への階段。下手に奥への小階段、脇に入り口
開口。
お話。記憶喪失も今は心機一転、妻子と平和に暮らす、ダグラス。最近、誰かに
みられてるようで気がかり。家族で買い物と思いきや、怪しい男たちに捕まって
しまう。聞いたこともない名前で呼ばれ、どうも自分はとんでもない野郎だった
ようなのだが。
野放しキャラ芝居控えめ。グレードアップしてるよに、ストーリー趣向顔。も
パロねた、すっとこどっこいねたは一緒、小松君を翻弄する包囲網。きっちりな
サスペンスのかたちにしてるだけに、くだらなさ一層。演劇で遊ぶ自由さ、
やりっぱなしのしょうもなさには、愛情感じるねこ。２０世紀中回顧みたいに
コスチューム、キャラが使い回され。次回の期待が逆に高まるねこ
役者。平田さん。拗ねたりされると、苦笑いしかない困った演技、ラブリー。
いつもより、よそ道度合いが少ないのは、久ヶ沢さんと一緒で不満もちょっと
あり。きれいな顔で女若干捨ててますな、久米さんは今後注目。倉森さん。
押さえすぎ、おもしろいけど。
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