少年王者舘 第26回公演「コンデンス」
＠下北沢 ザ・スズナリ(2001/9/20-26 ７ステージ)
http://www.honda-geki.com/suzunari.html
＠名古屋8/30-9/9 ＠大阪10/4-7
全自由 前売3300円 当日 3500円
作・演出：天野天街 美術：水谷雄司 映像：浜嶋将裕 作曲：珠水、戸崎数子
音響：戸崎数子 照明：小木曽千倉 衣装：田村英子 小道具：丹羽純子ほか
宣伝美術：アマノテンガイ ロゴ：田岡一遠 舞台監督：篠田エイジ
制作：はたのひろこ
出演：珠水さんは体調不良のため出演中止、お大事に。
中村榮美子：太郎
夕沈 ：正太郎
松宮陽子 ：平太郎
カナタニ美弥子：山ン本
白鴎文子 ：捨て吉
山本亜手子 ：夕目
サカエミホ ：冬味
ジル豆田［てんぷくプロ］：夕音
井村 昴 ：吉田
丹羽純子 ：広時
水谷ノブ ：一郎
松田亜美 ：翅乎
篠田エイジ：非人
日与津十子：夕香
虎馬鯨 ：山田小路秀麻呂
黒宮万理 ：光
小熊ヒデジ［てんぷくプロ］：ヒトシ
寺十吾［tsumazuki no ishi］：タロウ
2001/9/23(日)快晴 2:10-3:35PM(1'25) 前方より 客席満員(130人)
客層：20-30才代男女中心、おじさんも結構。かわいい子率高め。
客入れ：この回、前売り売り切れ。開場時で当日券はキャンセル待ちのみ。
場内案内随時、詰めはよっぽどの場所のみ。ベンチ四列、階段席七列。中央、花道前
の空きスペースに座布団席追加あり、残り物に福があるパターン。荷物預かりは受付
で済まし、場内ではなかった模様。いつものようにお香と虫の音でゆっくりと開演を
待つねこ。折り込みパンフ。B5 4ページ。テーマの譜面、キャスト、予定掲載。
11月に「くだんの件」最終公演＠名古屋、天野氏演出、名古屋の小劇場役者多数出演
の「大熊猫中毒」＠名古屋。来年6月にKUDAN PROJECT新作として、しりあがり寿原作
「真夜中の弥次さん喜多さん」。これはとても楽しみねこ。
物販。絵はがき、ＣＤとか多数。手ぬぐい(800円）が新グッズ？。
お話。飲んだくれの、中(毒）太郎・一郎。酩酊の内に忘我自失、時間感覚滅茶苦茶
一杯いるわし、人殺しなわし、わしはだれ？。妄想と忘れたい現実、もう飲むしか
ないけど。
名は体を表し、圧倒の高密度。出色の完成度もうれしい。五感を刺激するめくりめ
く展開。転換の照明の映像の音楽の、高速スイッティング変化、サイコダイブかく
あらんな。演技がきっちりきまって、もう万全の快感にしびれるねこ。近年作で
続いた死後の逆回し進行ではなし。我を忘れたおじさんの酩酊妄想が迷走進行、その
まんまのでたらめがわかりやすし。とわいえ、構造はこりまくり。時間を表示しての
小刻みなカットバック、繰り返し。分身達のそれぞれ、と交錯。劇中劇、はたまた
とちりをいれたメタ演劇。一郎（太郎）につきまとう老人は図像学でいう「時」？、
それが嘘つきと自称するから！？。とかとか、考える暇もない疾風怒濤の舞台に
知的探検心がむやみに刺激され、面白さいや増し。もう１、２回みたいですよ、ねこ。
役者。持ち味しっかり好演。松宮さん。きっちり舞台支えて安心。夕沈さん。ファニー
な怪演、愛情ねこ。中村さん。醒めた現実を瞳に映すラストとか、持ち味しっかり。
水谷さん。ハイテンションな切れ味が小気味いい。
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