シス・カンパニーＰ 「おかしな２人 男編」
＠渋谷 PARCO劇場(2002/8/31-10/13 36ステージ)
http://www.parco-city.co.jp/play/
全指定 前売り当日とも8500円
＠大阪 シアター・ドラマシティ10/19-30 9ステージ
作：ニール・サイモン 翻訳：山内あゆ子 脚本：飯島早苗[自転車キンクリート]
演出：鈴木裕美[自転車キンクリート]
美術：堀尾幸男 照明：小川幾雄 音響：井上正弘 衣裳：黒須はな子
ヘアメイク：河村陽子 舞台監督：瀧原寿子 プロデューサー：北村明子
製作：(株)パルコ、シス・カンパニー
出演：
男編
陣内孝則 ：フィリックス・アンガー（潔癖性、離婚問題でぼろぼろ）
段田安則 ：オスカー・マディソン（サッパリ男、散らかしても無頓着）
八嶋智人 ：スピード（ポーカー仲間、つっこみ男） [カムカムミニキーナ］
高橋克実 ：マレー（ポーカー仲間、ぼけ担当、警官）
手塚とおる：ロイ（ポーカー仲間、クール男、会計士）
浅野和之 ：ヴィニー（ポーカー仲間、天然ぼけ、マイホームパパ）
深浦加奈子：グェンドリン・ピジョン（イギリス人姉妹・姉。未亡人）
広岡由里子：セシリー・ピジョン（その妹。ばついち）
2002/9/14(土)曇り 7:02-9:25PM(70/休15/58) 最前方より 客席ほぼ満員(450人）
客層：20-30歳代女性中心。カップル、お友達連れ多め。
客入れ：当日券詳細不明(前日電話予約)。物販。パンフ「お菓子な2人」（ポテト
チップスなお菓子袋の中に、冊子(A5 60ページ)とコアラのマーチ同封。1800円。
厚手なのはクッションをいれ、それっぽくみせているため。）Ｔシャツ2000円。
超有名作品。映画にもなってる男編は1965初演。別キャストの女編はずっと後の
1985とか。
舞台。高い天井、白亜の殿堂な高級アパート。その入口リビング。上手上がって
出入口ドア、下手奥がキッチン、手前が居室（５つもある）設定。ソファとテーブル
セットが手前、下手の本棚前にテーブルと椅子。でゴミ、本、コップと酒瓶、脱ぎ
かけやクリーニングからあがってきたままの服が所狭しとちらばり。たまには片づけ
しなさい、とママに大目玉くらっちゃうよな散らかりよう。
お話。がさつな野郎と、やたらきちんとしたがる男な２人。共に結婚に破れて淋しい
心の内に同居を始める。けど、生来の性格は変えようもなくて、破局に向かって
しまう。
新鮮な脚本、彩りの役者でサービス満点。翻訳劇、リニューアル。今時、現代口語で
若返った台詞に親しみと遊び。演出は、ちゃきちゃきとテンポ良く、ハイテンション
野郎共のポーカー場面の暴走ぶり、おかしな姉妹とのとんちんかんやりとりが愉快。
突っ込みに燃え上がる・八嶋さん、ぼけでひょろり兵衛門・高橋さん。
YOU ARE THE TOPと同一人物！？なアメリカンぶり、ガラスの仮面状態・浅野さん
とか。主役も派手めに役作り。ほとんどギャグキャラの陣内さん。几帳面というより
、病気？な過剰。そんなにサービスしなくてもいいんじゃ…。荒くれに思慮深さと
意志を秘めて、素敵な役者職人・段田さん。陣内さんがちと表面的なせいか、嫌い
だけど好き、な２人の意味深関係が伺われず、物足りないねこ。
＞＞女編レポート
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