シベリア少女鉄道 vol.６「デジャ・ヴュ」
＠王子小劇場(2002/9/25-10/2 12ステージ)
全自由(整理番号付) 前売2000円 当日2300円 平日昼・9/26木10/1火 1500円
原作・脚本：土屋亮一 演出：槌市良哉、土屋亮一
音響：中村嘉宏、小野美樹 照明：高田麗 舞台美術：稲垣博子
小道具・衣裳キャプション：秋澤弥里 衣裳製作：土屋京子
舞台監督：谷澤拓巳 スライド撮影：青木司 宣伝美術：土屋亮一
制作：廣田孝、渡辺大
出演：
染谷景子 ：西村可奈子（学生 男運のなさ、情の深さが弱点）
秋澤弥里 ：津田瞳（学生 可奈子同居人 記憶がなくなる、白日夢をみる）
藤原幹雄 ：新庄耕作（連続幼女殺し担当刑事）
町田マリー［毛皮族］：西村優（その部下 可奈子・姉）
逢澤純世 ：理恵（学生 可奈子友人）
水澤瑞恵 ：香織（学生 可奈子友人）
菅原あたる［マリッヂ・ブルー］：佐伯（加奈子の元彼）
吉田友則 ：？？？
横溝茂雄 ：？？？
三谷由香 ：？？？ （？？？は登場順）
2002/9/28(土)曇り 7:32-9:12PM(1'40) 後方より 客席満員(90人)
客層：20-30才代男子過半数。劇団、役者関係が半分？。
客入れ：10分遅れで入場、椅子席はほぼ埋まり。ゆったり桟敷2列、緩い傾斜の雛壇
にやや千鳥配置でパイプ椅子5列（上手平床に4？列）。荷物預かり積極的にあり、
場内整理随時。奥側に通路がないので、トイレは事前に済ませた方が○。床芝居が
結構あるので前側がいいかも（下手上方のスライドも見えない事ないし）
折り込みパンフ。B5 4ページ。あらすじ、配役、スタッフ、予定掲載。次回公演。
1/23-2/5 今年再演？の噂があった、旗揚げ作品改訂版。物販なし？。
舞台。グレーのモノトーン。下手、一段あがってＴＶ、正面にドア。アパート部屋
とか。上手にドア。両袖壁に開口２つづつ。
お話。町に養女連続殺人。報道ＴＶの現場に、瞳は既視感。記憶がないその日に
いつも殺人が起きている？と、不安に駆られる瞳。自分がやった？のか。
パズル演劇、難易度高めに挑戦。お客がついていけないのがちと△。前後半の二部構成。
後半で前半の台詞（ことば）をそっくり使って、別のシーンを立ち上げる。駄洒落、
ことば遊びにとどまらず、芝居としてちゃんと成立、前半とも物語を連ねた大労作。
ラストに屋台崩しな大技をいれて、悪戯心。方法はありげだけど、正面きって
徹頭徹尾してるところが新手法。演劇じゃないという人がいるかも。
ねたふりな前半の会話（ことば）を覚えてないと、楽しめないとこが弱点。神経衰弱
苦手な観客にはいやーんかも。同時多発に、一挙にみせたら？。よけい訳わからない
か。この辺、お客の見易さ配慮が課題と思うねこ。
役者。健闘。新劇演技してもしょうがないし、トリッキーな芝居に思い入れほどほど
の演技は合い。ことばをしっかり伝えられれば○。それって、演劇じゃないって、話に
なるかもしれないけど。かわいい女優ぞろい。秋澤弥里。伏し目がちの表情○。客演
、町田マリー。蚊の泣くような声で演技して、健気キャラなアナザーサイド。演出家
のキャラ破壊したい欲望がもろ伺えて、ほほえみねこ。
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