シベリア少女鉄道 vol.7 シベリア新喜劇「遙か遠く同じ空の下で君に贈る声援」
＠王子小劇場(2003/1/24-2/2 14ステージ）
全自由(整理番号付) 前売2000円 当日2300円 1/30(木)昼1500円
作・演出：土屋亮一 舞台監督：谷澤拓巳 音響：中村嘉宏 照明：土居加苗
舞台美術：浅賀貞治[MDC] 美術協力(書き割り）：加藤真由子 音源製作：霜月若菜
衣装製作：土屋京子 宣伝美術：土屋亮一
制作：渡辺大、大島晴美 制作協力：TWIN-BEAT
出演：
水澤瑞恵：一の瀬花枝（こずえの腐れ縁友人）
藤原幹雄：二階堂 望（店の客）
吉田友則：三鷹 瞬（スポーツマン）、五代裕作（こずえの片思い相手委）（二役）
土屋亮一：四谷（喫茶店のマスター）
秋澤弥里：六本木朱美（喫茶店のウェイトレス）
染谷景子：七尾こずえ（五代のバイト仲間、片思い、業が強い人）
横溝茂雄、本市暢子、中村嘉宏：声の出演
2003/1/25(土)快晴 2:34-4:16PM(1'42) 最前方より 客席9割(80人)
客層：20歳代中心におじさん若干。男女半々、一人男子ちょっと多め。
客入れ：整理番号順に整列、一人ずつ誘導あり親切。その場、入口で荷物預かりあり。
当日券は開演15分前入場。開場時間は20人ほどと寂しくもゆっくりとほぼ満員。場内
誘導も一人ずつあり。桟敷1列、後方の緩い雛壇にパイプ椅子5列。ちょっと後ろで見た
方がいいかも（美人女優に萌えたい人は前方○）折り込みパンフ。B5 4ページ。挨拶、
配役、スタッフ、予定掲載。次回公演。4月旗揚げ作再演。全面書き下ろしって再演？。
あと、パンフ（馬券兼用）は出せるとこに置いてるといいかも。物販なし。
「耳をすませば」で日本インターネット大賞受賞、ますます注目の若手劇団。唯一
無二、ほかじゃ観ることができない騙し絵手法な舞台・新作。
舞台。開店15年？、場末っぽい喫茶店。上手壁に沿って、茶色のソファ、ガラステー
ブル。手前、２人掛けソファとテーブル。壁のメニュー、ブレンドコーヒー580円。
下手、Ｌ型バーカウンターとスツール。上角にテレビ。渋色のフローリングにこの
芝居のチラシ。入口は正面中央、上手側に大きな窓。
お話。男女の恋とか、巻き込まれ型のシチュエーションコメディ風に。
ねこのお気に入りに追加。仕掛けと物語がいい案配に溶け合い、できあがり上等。
アイディアと仕掛け先行に見えた今までの不満を払拭した、進化の証。考えもしない
考えてもできない、超演劇の大ねた。今回も、呆れるほど、波乱含みに楽しませて
くれて◎。役名ヒントのオリジナルから登場人物の思いを抽出した、オマージュな
物語（不明の人は観劇後参照）。トリッキーに再構成しつつ、見事にオリジナルを
映してて、感動ねこ。登場人物達への愛ある視点と、職人技に拍手。
（なんでも。よしもと新喜劇の一発ギャグと決め台詞がモチーフ。キャラ毎のギャグ
連呼はなんとか流行らせたいためとか（実際、耳に残って、してやられたり。）次に
ギャグ数で競い合う「競馬」があり。枠番をキャラにふるため、オマージュな物語での
数字絡みのキャラを使ったとか。それでも終わらせず、原作の関係性まで取り込んだ
物語とし、パンフを馬券として、チラシに観劇後初めてわかる物語の断片を織り込み
んだとか。懲りようには呆れちゃうねこ。）
役者。女優優位、その分男子気後れな様もまたよし。秋澤さん。ますます輝き。コス
プレに嬉しい眩惑。染谷さん。こわもてキャラ、また切なくて○。２人とも、恥ずかしげ
なギャグや演技をさせられ、主宰はちと意地悪。吉田さん。伏し目がちな佇まい○。
藤原さん。ぽつねんと一途な様○。水澤さん。疲れてる感自然体。土屋さん。美味しい。
ヒキョウで素敵。
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