青年団プロジェクト「隣にいても一人」 Ａチーム
＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場（2003/5/8-11 6ステージ)
http://www.letre.co.jp/agora/index.html
全自由（整理番号付) 前売り当日共1500円
作・演出：平田オリザ 美術：杉山至×突貫屋 照明：岩城保、西本彩
宣伝美術：太田裕子 宣伝イラスト：三浦太郎
制作：松尾洋一郎ほか 主催：(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
平成１５年度文化庁芸術拠点形成事業
出演
天明留理子：姉
辻美奈子：妹
秋山建一：兄
奥田洋平：弟
参考 Ｂチーム
山村崇子：姉 和田江理子：妹 大塚洋：兄 小河原康二：弟
2003/5/11（日）晴 1:03-2:12PM(1'09) 最前列より 客席7割（35？人）
客層：20-30歳代中心に幅広く、男性過半数。コアな演劇ファンが半数？。
客入れ：表では志賀廣太郎さんが渋い、良い声で、いらっしゃいませと案内。
支援会員スタンプ押し後、吸い取り紙してくれて安心。開演定時15分前開場。
雛壇に全椅子席５列。どこでみてもよさそうだけど、座っての演技なので前方、
真ん中よりのが○。空調を止めての静かな公演。ご飯抜きだと、お腹がなる音
が響いて恥ずかしいので注意。折り込みパンフ。B5 3ページ。配役、キャスト、
プロジェクト趣旨、作品解説掲載。次回公演。9月新作＠アゴラ劇場。
物販。いろいろ。
2000年、劇団演研＠帯広への提供戯曲。オリジナルキャストへの当て書きをリメイク
今回は２チーム体制、役者に合わせ台詞も変えてるとか。
舞台。お茶の間（８畳あるが６畳サイズ）。周囲は斜に置かれた板敷き。後方黒い壁
が両脇、上部に白木の梁、の向こうに廊下。本箱あり、上に水栽培の若芽。
お話。目覚めてみれば、なぜかしら「夫婦」。なんかすいません、いやいや。それ
よりどうしましょうか。夫婦といっても…。２人の兄と姉が呼ばれ、実の夫婦なんだ
けど、こなた離婚の危機を迎えている。ふざけているのか、照れ隠しかと話半分に
聞いていた兄姉達。まあ、言い訳はいいから、あなた達きちんとしないと助言。まず
は届けとか、あとどうしよう。
やっつけ仕事のような「夫婦」から、夫婦って？、好きって？なんだっけ（林檎）。
と問いかける不条理劇。周辺のかたちばかりが先行して、ほんとの処はどうよ、と
我が身顧みるな、てなところ。わけもない「夫婦」前提を前に、真面目に困っちゃう
姿が可笑しいねこ。ダメなんだけど、なんか通じ合っている破局夫婦の不条理にも
またくすり笑い。
役者。困った顔がそれぞれに面白い。奥田洋平さん。前のめりの妙な勢い、唐突に
立ち去るとか癖演技に笑い。辻美奈子さん。逆に妙な落ち着き、２人の高低差が
少ない凸凹ぶりが良い感じ。
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