前頁 ] ホーム ] 一覧 ] 次頁 ] 


 青年団プロジェクト「ヤルタ会談」

 @駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2003/5/9-11,22,24-25,6/19-22 10ステージ)
 http://www.letre.co.jp/agora/index.html
 全自由(整理番号付) 前売り当日共1000円

 作・演出:平田オリザ 美術:杉山至×突貫屋 照明:岩城保
 宣伝美術:太田裕子 宣伝イラスト:三浦太郎
 制作:松尾洋一郎ほか 主催:(有)アゴラ企画、こまばアゴラ劇場
 平成15年度文化庁芸術拠点形成事業
 出演:
 松田弘子:スターリン
 高橋 縁:ルーズベルト
 島田曜蔵:チャーチル

 2003/5/11(日)晴 3:04-3:35PM(30) 中段より 客席9割(50人)
 客層:老若男女。女性過半数。お友達、グループ連れ多め。
 客入れ:開場開演定時15分前。場内常駐1名、適時誘導。椅子に固定座りの芝居
 なので後方席でもOK。パンフはプロジェクト公演共通。物販。上演台本(300円)

 2002年、柳家花緑へ提供された落語原作の劇場版。
 舞台。ガーデン・ピクニックの様子。大きな白木の組み立て式丸テーブル。白いテー
 ブルクロスの上に銀器、陶製の茶器をおいたトレイ。ディレクターズ・チェア三方。
 下手から、すたーりん、るーずべると、ちゃーちると背もたれに名前。

 お話。第二次大戦の戦後処理を睨み、チャーチル、ルーズベルト、スターリンが集っ
 てのヤルタ会談。各国各人の思惑あれこれ、30分ぽっきり会話を通して描く戦後史観

 続編・エルベ川版を上演希望。大国な巨漢役者そろい踏み。一番大きいはずのソ連:
 スターリン役、松田弘子さんが一番小さく見えて面白し。日本の現代口語会話(名前
 がカタカナ表記でなく、ひらがなもさもあり)。冗談まじりの軽い口調と、壮絶な
 史実のギャップに思わず笑い。特にスターリン関係。現代まで尾を引く、すったもん
 だの世界史を語り尽くしてすごい。しかも、週間こどもニュース並にわかりやすく。
 アメリカへの2人のコメントには、場内うーむと呻り声。三つ子の魂、百までなり。
 面白かったので、この三人で続編を上演してほしいねこ。

月間一覧