＠新宿 紀伊国屋サザンシアター（2005/5/7-11 7ステージ）
http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/hall1index.html
全指定 前売3000円 当日3300円
作・演出：土屋亮一
舞台監督：谷澤拓巳 音響：中村嘉宏[atSound] 照明：伊藤孝[ART CORE design]
映像：冨田中理[Selfimage Produkts] 舞台美術：秋山光洋 音源製作：霜月若菜
宣伝美術：チラシックス（土屋亮一・冨田中理） 制作：渡辺大 製作：高田雅士
企画制作：シベリア少女鉄道 主催：ニッポン放送
出演：
前畑陽平：柳見隆憲（やなみたかのり 記憶喪失の傷害事件容疑者）
篠塚 茜：菊池柚梨（きくちゆり 被害者。柳見の恋人）
藤原幹雄：志村 至（しむらいたる 事件担当刑事）
吉田友則：山木英夫（やまきひでお 志村の上司。柚梨の父親）
出来恵美：日下部蘭（くさかべらん ホームレス、自称占い師）
横溝茂雄：榎本峰太（えのもとほうた 不器用なウェイター）
佐々木幸子：永井留美（ながいるみ 柳見担当の精神科医）
2005/5/7(土)晴 2:06-3:27PM(1'21) 最前方より 客席7割(300?人)
客層：20歳代中心、男性過半数。男性の単独客多め。
客入れ：開場、ロビー開場後開演定時15分前。ねたはなし。1,2列撤去(列詰め)。
折り込みチラシは輪ゴム止め、アンケートは鉛筆付きで親切。先行予約特典の
カードは間に合わず、後日アンケート住所へ郵送とのこと。折り込みパンフ。
B5 3ページ。挨拶、配役、スタッフ、予定掲載。次回公演。10/14-20＠シアター
サンモール。 カーテンコールなし。
演劇顔でちゃっかりカラクリ・パフォーマンス、寺山修司以来かというかぁな
実験公演で動員増、中規模劇場公演。相変わらず、スカしてて素敵な内容なり。
舞台。後方高台と一面スクリーン。手前テーブル２、下手に診察室な丸椅子と
事務机。
お話。女性が自宅で暴行される事件発生。被害者・柚梨と一緒にいた恋人・柳見は
なんと記憶喪失に。重要参考人？、実は犯人！？と定石に疑う刑事。柚梨は独自に
自称占い師を探偵と頼んで調査開始。一方、柳見は催眠療法で記憶を回復していく
が…。登場人物がみんな訳あり繋がりあり。次第明らかになって、どんでん返し
ありのハラハラサスペンス。
と、公演毎に巧みになるドラマに紅潮の１時間後からネタ開始。ストリートファイ
ター（の２だっけ）の等身大版。巨大スクリーンにゲーム画面が投影され、その前
で２人の登場人物が、丁々発止の会話ならぬ格闘開始。それまで度々現れた記憶
喪失の心象風景＝自分が影となったスナップ写真、その影に合わせたポーズ＝転換
してファイティングポーズをとり、決め技で影を発射。下のテーブルの会話では、
声の端々を格闘声や効果音にアレンジして伴奏。シリアスドラマと、格闘ゲームパフォ
ーマンスを重ねた、くだらなさに場内大笑い。技術、労力をこんなおばかなことに
つぎ込む情熱、心意気のほどに愛情を感じちゃうねこ。
例によって、加工されたドラマの台詞が聞き取りがたく、？？なとこが玉に瑕。
ていうか、それを望むのは欲張りすぎかしらん。客出し音楽まで、ゲームエンディ
ングだったらしく、徹頭徹尾のしゃれっ気には拍手ねこ。
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