＠東銀座 新橋演舞場(2005/11/2-26 41ステージ)
http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/index.html
全指定 1等席12600円 2等席8400円 3階A席4200円 3階B席2520円
1階桟敷席13650円
原作：河竹黙阿弥 脚本：今井豊茂 演出：尾上菊五郎
・第一幕
発端 鞍馬山山中の場
序幕 肥後国阿蘇山山中の場 谷底術譲りの場
相模国鶴岡八幡社頭の場
藤橋だんまりの場
・第二幕
八鎌鹿六屋敷の場
月影館奥殿の場
・第三幕
大詰 箱根熊手屋玄関先の場、離れ座敷の場
箱根山山中地獄谷の場
出演：
菊之助：児雷也
松緑 ：大蛇丸
亀治郎：綱手
菊五郎：高砂勇美之助、八鎌鹿六女房お虎
芝雀 ：あやめ
團蔵 ：八鎌鹿六
権十郎：月影照友
2005/11/26(土)晴 11:00-3:05PM(内訳下記) 3階正面より 客席9?割(1300?人)
客層：中年層最多に老若男女、女性7,8割。
客入れ：3階は7,8割の入り。一部中乗り用スペース。至近でみられるのは３階の
数少ない楽しみのひとつ。物販。筋書1300円。プロマイド500円。
もとは江戸期の絵双紙、1852初演。1975年菊五郎が通し狂言として以降3演、昨年
久々に御園座で上演されたとか。
舞台。岩場、八幡宮、屋敷内など。
お話。この世を魔界に変えようとする蛇の化身・大蛇丸。時の執権を操って、邪魔者
暗殺。盟友達の嫡子まで葬ろうとするが、仙人に助けられて九死に一生。長じて夫婦
となった子供達は妖術を授かり、大蛇丸と怪獣大決戦、バトルフィーバー。
タイトルロール児雷也・菊之助。颯爽とした、美剣士ぶり。かぶり物大行進な立ち
回りから派手な宙乗りまで、まるで絵のように花やか。その宙乗りはギミックに
懲り、特撮好きのお父さん微笑。巨大がまの背中が割れて、児雷也搭乗の鷲が垂直
発進。巨大スクリーンに顔アップを映して、サービス。
悪いやつ大蛇丸・松緑。意外と骨太、押し出しもよし。美剣士妻・亀治郎。出番少な
め、芝居抑えめもその分しっとりと演技。渋め忠臣とか、派手目奥方とか、美味しい
役所に菊五郎。後者は間違った宝塚衣裳で受けをとり。その館場面は、ヒロシや波田
陽区のキャラギャグ（團蔵）、ボレロや四季の下座と遊びまくり。他の場面と住み
分けて、けじめよし。ラストの火の粉達の殺陣は、スピーディなモブでみせ、歌舞伎
ドーピングの勢いあり。みんな許し合うラストは、優しさを装っている感がして、
うーん。甘く終わるのはエンタメの楽しさ優先のためかしらん。
昼の部
第1幕 11:00-12:08(68分)
休憩30分
第2幕 12:38-13:24(44分)
休憩25分
第3幕 13:49-15:05(76分)
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