＠下丸子 大田区民プラザ(2006/2/25 1ステージ)
http://www.ota-bunka.or.jp/2plaza/plaza_top.html
全指定 4000円
ツアー日程下記
構成・演出：鴨下信一 美術：中越司 照明：高橋英哉 音響：清水麻里子
衣装：江幡洋子、池田洋子 舞台監督：太刀岡正 着物協力：井上淸造
結髪：千葉智子、鈴木京子、木下優 宣伝美術：森崎偏陸 制作：岡本由紀夫
企画：笹部博司 製作：メジャーリーグ
出演：白石加代子
2006/2/25(土)晴 6:32-9:00PM(52/23/1'08) 中段下手 客席満員（500人）
客層：大人よりの老若男女。自転車できたりとか、区民中心？。
客入れ：当日券あり、詳細不明。折り込みチラシ 区内開催分。
物販。パンフ(B5 15ページ 500円) ほかDVD。カーテンコール1回2分。
大河ドラマ出演もあってか、人気一層の白石加代子 長期プロジェクト。今回で
79本目。
最初の挨拶。赤いセーターにぼっさりしたスカートの娘姿に場内どよめき。
久しぶりのシリーズ新作なので、着物(セーターじゃなく(笑)）新調したとか。
1 朱川湊人「栞の恋」（「かたみ歌 > amazon」より） 52分
1 朱川湊人「栞の恋」（「かたみ歌」より） 52分
舞台。いつもどおり、黒い箱を組み合わせただけのシンプル。上手が酒屋、下手が
古本屋の設定。能の構成に想を得て、それぞれ前シテ、後シテ、真ん中が時空を
つなぐ往来の設定とか。
お話。昭和40年代東京下町。タイガースファンの娘はメンバーそっくりの男子に
片思い。彼が古本屋でずっと立ち読みをしている本に、思いを書いた栞をいれる。
そして、栞を通した不思議な文通が始まって。
23歳の健康的で純朴な娘を、喜怒哀楽の表情たっぷりに演じる。結構動き回り、
舞台と物語に活気を与え。前掛け、栞と小道具も見立てでなく、そのまま使用。
ほんわかと愛らしく、怪談に滲む切ない純心にしゅんとさせられる一遍。
休憩23分
2 夢枕獏「首」(「陰陽師シリーズ 龍笛ノ巻 > amazon」より） 1'08
夢枕獏作品第二弾。今回はご存じの人気作から。
舞台、趣向。高台。後方の半紙に、逆さまの鏡文字（ゆめまくらばく 陰陽師）を
墨書するパフォーマンス。虫の音が常時、笛の音も場面に合わせて流し。
お話。女らの首につけ狙われる男の物語。
ムーディな夜長の語りもの。涼やかな清明、鬼気迫る化け物ら、演じわける声色の
圧倒的な魅力。カツン、コツンら擬音も、抑制が効いてなお凄く。血なまぐさいのに
無常観がしみじみと漂う物語を、じっくりと味わうねこ。
浅黄色の着物の前をめくると、墨絵のしゃれこうべ。古来魔除けの印、怖いお話
だったけど、これで大丈夫です、と終演後の言葉。
＠岩波ホール 1/28-29 2ステージ
＠相模原 グリーンホール相模大野 2/4
＠亀戸 カメリアプラザ 2/7
＠足立区 シアター1010 2/10
＠兵庫 龍野市赤とんぼ文化ホール 2/12
＠葛飾区 かめありリリオホール 2/21
＠大田区 大田区民プラザ 2/25
＠多摩市 パルテノン多摩 3/1
＠新潟 りゅーとぴあ 3/3
[月間一覧］