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　白石加代子「百物語　第二十四夜　第八十話　怪談牡丹燈籠」

　＠神保町　岩波ホール(2007/9/15-16　2ステージ)
　http://www.iwanami-hall.com/
　全指定　前売当日とも4500円
　　＠亀戸　カメリアホール（江東区亀戸文化センター）　9/20　1ステージ
　　＠相模原　グリーンホール相模大野・多目的ホール　9/22　1ステージ

　作：三遊亭円朝「怪談牡丹燈籠」
　構成・演出：鴨下信一　美術：中越司　照明：高橋英哉　衣装：江幡洋子、池田洋子
　舞台監督：太刀岡正　着物協力：井上�C造　結髪：笹部純　宣伝美術：森崎偏陸
　制作：佐藤竜太郎、對馬静子　後援：岩波ホール　企画：笹部博司
　製作：メジャーリーグ
　出演：白石加代子

　2007/9/15(土)晴　7:00-9:16PM(55/休22/57)最前方上手　客席超満員(250人)
　客層：ほとんど中高年、ついで20歳代女性。演劇と読書ファン中心。
　客入れ：補助椅子24。たぶんキャンセル待ち10人ほど。ひざ掛けあり、他階への
　トイレ案内あり。折り込みチラシ関連のみ若干。物販。今晩用パンフ　B5　500円。
　シリーズ回顧インタビュー収納。お清め付カーテンコール1回2分。

　怖い話の朗読シリーズ最新。80本目は真打ち登場な作品ぽっきり。

　舞台。座蒲団をおいた平台。正面壁はモノクロとカラーの牡丹灯籠の掛け軸。
　お話。一目惚れした男に恋いこがれて死んだ娘の死霊が男の元に現れる怪談を軸、
　金や色に目がくらんだ末、因果応報で死ぬ夫婦達の模様や仇討ち話を絡め。

　芝居がかりもいれた一人芝居な朗読の楽しさあれこれ。前半の着物は紫地に蓮の花。
　「からんころん」の音が難しい、小泉八雲がこの下駄の音に感動して記述した話、
　粗々と読んでいくと前説。伴蔵にお峰が死霊との取引をもちかけるまで。凄んでの
　声色すさまじく、かとおもいきやコミカルに、緩急をつけて。

　後半は衣装替えして、モノトーンの地に笹をあしらった着物。口に乗せやすく、心地
　よいリズムがよい。例えばと後半の一文「二三（にさん）の水出（みずだ）し、
　やらずの最中（もなか）、野天（のでん）丁半ぶったくり、ヤアのトハまで逐って
　きたんだ」を読み上げ。グルーブ感をあげて後半は一気呵成、すっかり引き込まれた
　ねこ。長い話の続きが聞きたい気持ちで終幕。カーテンコール。わるいものを祓うと
　清めの塩撒きを行い。それ！！と大音声が勇ましく、笑いを誘い。

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