＠新宿 紀伊國屋サザンシアター(2006/3/1-5 5ステージ)
http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/hall1index.html
全指定 前売3200円 当日3500円 若者割引（25歳以下限定）2500円
作・演出：土屋亮一
舞台監督：谷澤拓巳＋至福団 音響：中村嘉宏[atSound]
照明：伊藤孝[ART CORE design] 映像：冨田中理[Selfimage Produkts]
演出助手：キモトマユ 小道具：畠山直子
宣伝美術：土屋亮一 thanks Norimichi Tomita
制作：保坂綾子 製作：高田雅士 企画製作：シベリア少女鉄道
主催：ニッポン放送
出演：
内田慈 ：敏腕若女将
横溝茂雄 ：親切な板前
篠塚茜 ：新米の仲居
藤原幹雄 ：旅館の旦那
前畑陽平 ：代議士先生
吉田友則 ：先生の息子
出来恵美 ：金髪の女性客
2006/3/5(日)晴 2:07-3:23PM(1'16) 中段中央 客席超満員（500人）
客層：20歳代中心、男女半々、ゲームとネットは日常生活の一部が1/3。
客入れ：当日券たぶんあり。補助椅子は縦横一杯、空席はあり。折り込みチラシ
多め、ゴム止め。折り込みパンフ。B5 3ページ。あいさつ、配役、スタッフ。
次回公演。新作 7/6-15＠吉祥寺シアター、20-23＠大阪・精華小劇場。
物販なし。 カーテンコール 拍手沸き起こるもいつも通りなし。
イリュージョンを仕掛ける土屋亮一 最新作。客席は演劇ファンというよりオタク信者
増加中。
舞台。日本旅館の１，２階を設え。上手、行灯と小庭のあるフロント〜エレベータと
応接セットがあるロビー。上階は下手エレベータ〜廊下、上手半分に和装客室。
お話。地方都市。代議士の息子は父親の操り人形、気の進まぬ婚姻が進行中。父親と
酒席をもった旅館で偶然別れた恋人・新米仲居と再会。熱愛、情炎。仲居達がしょう
がねえべなと、２人の逃避行を手助けしたことから起こるドタバタ劇。が初期設定。
またもや挑戦的な仕掛けにほよよ。冒頭暗転間にエネルギー充填発進！とアナウンス
あからさまなゲーム設定の宣言は挑戦状？。素知らぬ顔で舞台スタート。困った状況
の人達が、その場しのぎでてんてこ舞い。加速するシチュエーションコメディで
１時間。これだけでご飯が進む、愉快な旨みが増してて、楽しいねこ。
期待のイリュージョンは、舞台全体に掛かる紗幕に投影のゲーム画面とともにスター
ト。登場人物達が暴走（場と言動が不一致等）、エラー表示。シナリオとの齟齬で
CAUTION、あるいは別シナリオの可能性をガイダンス。ポンコツなキャラと状況、
対処しようとするゲームプレイヤー（実は代議士と仲居らしい）のスラップスティッ
クな状況が愉快ねこ。キャラをLOSTしながらも収めて、出鱈目も祭りの後の余韻な
終幕には微笑。
ゲーム世界をまんま舞台に持ち込んで構築、その破綻の身も蓋もない面白さを仕掛け
た今回。馴染みがないと面白みも沸かないのは一層。お客を選別しちゃうのはどうよ
と思いつ、次回が楽しみねこ。
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