＠初台 新国立劇場 中劇場（2006/3/23-26 4ステージ）
http://www.nntt.jac.go.jp/
全指定 前売当日とも S8400円 A6300円 B5250円 C3150円
芸術監督：牧 阿佐美
演出：キム・マッカーシー 舞台美術：ウォルター・ノブ（ドゥエンデ）
衣裳：イスマエル・アスナル（ポル・ヴォス・ムエロ），スーザン・ユンガー
（ドゥエンデ） 照明デザイン：ニコラス・フィシュテル 舞台監督：森岡 肇
主催：新国立劇場
出演：下記
2006/3/26(日)晴 3:03-4:58PM(内訳下記)1F前方下手 客席7割(800人)
客層：老若男女、大人よりに幅広く。おしゃれ着男女も結構。女性過半数。
客入れ：当日券不明、後方中心に空席結構あり。ナチョ・サイン入りグッズが
当たるクイズ開催。折り込みチラシは通常通り袋入り。折り込みパンフ月刊小冊子
物販。パンフ(B5 27ページ 500円) カーテンコール各作品ごと、最後は5分3回。
スペイン国立バレエ団の芸術監督・ドゥアトの三作品。新作以外は既上演とか。
構成。奇態をみせるドゥエンデ。古典にこてんこてんジャルディ・タンカート。
舞踊へのオマージュ・ポル・ヴォス・ムエロ。
一目惚れねこ。奇態も綺麗流麗。関係性や物語性が色濃く、香り立つよな抒情性あり。
目と鼻に刺激的で、ご飯がおいしく食べれますな、満腹幸福。スペイン舞踊？や
バレエへの憧憬がたっぷりの世界。コンテンポラリな面白さを入れ込みつ、古典の
良さを存分に活かした動きは魅力的。一人と他者、多数の二人らの構図を、シンメ
トリイらシンプルで美しい形で展開。屈曲した所作、傾斜した型をみせて特徴、
低い重心姿勢は日本人向きかも。それらの高速振付に見事応えた、ダンサー達に
拍手ねこ。
1 ドゥエンデ DUENDE 23分
振付：ナチョ・ドゥアト 音楽：クロード・ドビュッシー
出演：
酒井はな、本島美和、高橋有里、西山裕子、遠藤睦子、湯川麻美子、山本隆之、
八幡顕光、吉本泰久、グリゴリー・バリノフ、中村誠、陳秀介
舞台。背景に黒色のタペストリー。
構成 男女2,3人。重心が低く、腕や体型をがっくん。象形文字のような奇怪な型
を絶え間なく、見せながら流れていく。男だけのとてもスピーディなトリオ。
総員で男女ペア。
バレエな動きに屈曲した型と細かい所作を交え。アクロバティックに、高速展開。
シンメトリな構図が美しい。
休憩20分
2 ジャルディ・タンカート JARDI TANCAT 15分
振付・舞台美術・衣裳：ナチョ・ドゥアト 音楽：マリア・デル・マル・ボネ
出演：
厚木三杏、遠藤睦子(23,24)／寺島ひろみ(25,26)、湯川麻美子、貝川鐵夫、
井口裕之、山本隆之
構成 濃い口のスペイン歌謡(アルト女声)を挿入。女のソロ。男女達のモブ。重心
を低く、首を振るなど所作含み。男女ペア。女が手を横にあげてひきつり、男が
抱きとめる。無音。モブシーン、やがて歌が入り。
一人の孤独な女と、男女の愛を描いたよな物語性ある一遍。古典的にバレエな動き
歌と関係性なダンスで、叙情性たっぷり。
休憩21分
3 ポル・ヴォス・ムエロ POR VOS MUERO（新制作） 26分
振付・舞台美術・衣裳：ナチョ・ドゥアト 音楽：15〜16世紀スペインの古楽
テクスト：ガルシラソ・デ・ラ・ベガ 朗読：ミゲル・ボセ
出演：
湯川麻美子、本島美和、遠藤睦子、丸尾孝子、酒井はな(23,24)／高橋有里(25,26)、
西川貴子、末松大輔、吉本泰久、陳秀介、市川透／山本隆之、貝川鐵夫、冨川祐樹
舞台 背景に紋様を刻んだ、グレーの石壁。背景に大きくベルベットの幕。
構成 宮廷ダンス、民族ダンスら、とりどりのオムニバス。古楽の演奏とソネットの
朗読挿入。デュオとトリオの中、一人の孤独な女がいる構図。デュオが絵画的な型
を描き。
スペイン？舞踊への思いが感じられる一遍。多彩なダンスに、他2作同様に関係性と
個々の感情が色濃く描かれてる印象。
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