＠下北沢 駅前劇場(2006/5/18-21 5ステージ)
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＠大阪 HEP HALL 5/24-31 12ステージ
全指定 前売3000円 当日3300円 高校生以下2000円
作：スクエア 演出：上田一軒
舞台美術：柴田隆弘 照明：池田哲朗 音響：三好里美 舞台監督：葛西健一
音楽：佐藤 心 宣伝美術：黒田武志 イラスト：いぬんこ、チャンキー松本
制作：宮崎由美ほか 企画・製作：スクエア
出演：
上田一軒 ：金子人士（漫才師・上方スピリッツ ボケ担当）
奈須 崇 ：徳永正寿（漫才師・上方スピリッツ ツッコミ担当）
北村 守 ：阿部晃司（構成作家・上方スピリッツ担当）
森澤匡晴 ：杉村光二（マネージャー・上方スピリッツ担当）
2006/5/20(土)曇|雨 7:01-9:00PM(1'46) 前方中央 客席(50人)
客層：20-30歳代中心、男女半々。グループ、単独半々。
客入れ：全指定席 座布団追加、ゆるい雛壇に一部千鳥配置。折り込みチラシ
それなり厚さ。折り込みパンフ A4 1枚。挨拶、配役、スタッフ。10周年記念の
次回は秋に大阪のみ、東京は来年になるとか。ほか、東京の電車とかへツッコミ・
なんで中央線がＪＲやねん、駅が広すぎ(複雑で)わけわからん など、カーテン
コールトーク 13分。
10周年記念、いつもと違うこと企画シリーズ。サラリーマンまじバンドもの(大阪
のみ)に続く、まじ漫才・芸人ものな今回。
舞台。ＴＶ「漫才コロシアム」の派手なオレンジと金銀の壁装置。一転、楽屋風景。
どうやってるの！？な展開の見事さはお家芸。舞台の広い大阪も同じ装置かしらん。
お話。漫才日本一を決める(たぶん)番組に最終戦に挑んだ「上方スピリッツ」。
10年選手の彼らはもちろん、スタッフとも背水の陣だったけど、結果ぱっとせず。
これはいかんと慰めようとするスタッフ。だけど、笑いへのしつこい情熱、芸人への
浅からぬ愛情が、かえって仇となって…。
一粒で２，３度と美味しい可笑しさ。漫才師達のシチュエーションコメディ。
予想通り「予定外に」混乱する面白さ。大ネタ、小ネタとも外さず、隙のない間合い
で繰り出し。丁寧で大胆な造り込みは、コメディ職人の面目躍如。
濃い（しつこい？）キャラの絡みも絶妙。一般常識で計れない発想と言動が愉快。
とくに森澤さん、北村さんの変わり者ぶりはヒキョウなほど。一方、上田さん奈須
さんの漫才コンビのストイックな芸と素顔は、本職みたい。笑いのプロな登場人物が
笑うに笑えない状況となる、皮肉な落差も面白いねこ。
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