＠五反田 アトリエヘリコプター(2006/6/22-26 7ステージ)
http://www.helico5.com/access.html
全自由(整理番号付き)予約・当日共：2300円
美術：鈴木健介 照明：松本明奈 照明オペレーター：猪川哲一郎
作曲：オムトン 音響：藪公美子 衣装：すぎうらますみ
メイク：新倉愛、新倉良子 舞台監督：桜井秀峰 宣伝美術：京
演出協力：小野寺修二[水と油] 脚本協力：小里清[フラジャイル]
制作：立つ女制作部 総合プロデューサー：平田オリザ
アトリエロビー提供：五反田団
出演
兵藤公美[青年団]
藤田桃子[水と油]
丸山和彰[CAVA]
音楽 オムトン（澤口希 佐藤貴子 高橋若菜）
2006/6/25(日)曇 6:07-7:28PM(81) 前方より 客席満員(65?人)
客層：20-30歳代、お友達連れと単独半々。女性過半数。
客入れ：工業用顕微鏡とか「インテリア」の元町工場事務所で待ち。コンクリート
床のがら工場の一角に雛壇、パイプ椅子6列。下手楽器もみやすい、上手より○。
通路2列に出入りは問題なし。(エアコンがないので)暑くなると注意あり、その通り
終演後、ロビーカフェでのビールがありがたい暑さ。折り込みチラシそれなり。
富士アネットのビニール袋版が重宝され。折り込みパンフ。CDサイズ。挨拶、
プログラム、スタッフ、予定。 カーテンコール1回。
ソロ活動中の「水と油」ほか、マイムパフォーマとの共作共演。音楽はパーカッ
ション主体の「オムトン」が芝居部分とも参加。
会場、舞台。装置が取り払われて、がらんとした工場。中央にトラス柱、主に上手
が芝居、下手がバンドスペース。コンクリの床で転がったりするけど、大丈夫かと
いらぬ心配するねこ。
調度、衣装。テーブル、椅子、ソファ持ち込み式。おおむね黒色モノトーン。
衣装も同様、喪服みたい。
構成。いけない関係の男女が続きものぽく。ほか、困った患者、誰でも面接官、
マイムスカッシュなどショートショート。
思うようにいかない男女の有様を、思いのままの時空や視点転換で描く。は「水
と油」のお家芸。これに、きかん気な女2人＋気後れ男の会話劇を交えて、わかり
やすさと深度向上。音楽はグルーブ感を高めつつ、パフォーマ自身は異分子で
加わり、茶々を入れ。いずれもよくいう、一粒で2度おいしい状態。第二弾をやら
ないかしらん。
役者。兵藤さん。のほほん顔＜＞じりじりイライラの念波と表情 の急変が油断
ならず、楽しい。 藤田さん。すんごい久しぶりの会話劇とか。生硬も捨て置けない
強面ぶりで、兵藤さんとのバトルと協調ぶり○。丸山さん。染まず漂う、ニュートラル
な感じ○。
構成覚え書き
・柱の下に椅子２。男女の椅子ダンス。３人横並びで椅子に座り、入れ替わりながら
の種々。
・テーブル持ち込み。女2人対面。男が来訪、スーパー袋からキウイ。女上位な態度
に男たじたじ。テーブルを持ち上げて、どーんどーんと下ろし。男は上がり、
のけぞり（だっけ？）。女からもらった鍵で後方のドア、が開かない。女と一緒
にひっぱるが、開かない。テーブルに戻って、みなうなだれ。と見知らぬ女が
さっくり開けて退出。なんで？開く？。
・赤いビニールパイプを回し歩く、ミュージシャン。
・ソファに座る女(藤田)と、カルテをもち座る女。セラピー。患者は、8才の子は
猿がわかる（だっけ）、人間の赤ん坊は猿と一緒などと、ちんぷんかんぷん。
ちゃんと自分のことをしゃべってくれないと困る、と先生。対面の椅子を促すが
なぜかソファから降りられない患者。先生がソファに移動するが会話は、かみ
合わない。
・男と2人の女。女(藤田）と男は追っかけあい。椅子に座る女に男は話しかけ、
いつのまにか女（兵藤）は離席、が男は女の替わりに椅子を説得しはじめ。
・離席した女は柱の陰から、にこやかに笑いながら、ちらちらと顔見せ。上着をあ
げて顔を覆って、上半身をのぞかせ。男は女を抱き留め、椅子に座らせるが、
まるで木偶人形に無反応。ほどなく、脱力弛緩する。男は柱によじ登り、女の
関心を引こうとするが、失敗。
・2人の女、ユニゾンの椅子ダンス。ミュージシャンは工場にあるもんで、シャッ
ターやら工場を鳴らす。男が加わり、ソファに女(兵藤)を座らせたまま、縦横に
走らせる。大騒ぎの体。
・男が音をたててテーブルを起き、大騒ぎ止み。秘やかに音だし。テーブルに、
2人の女。その屋の主とその友人・チャー(藤田)さんと屈託のない会話。
主が外したところに、その夫が忘れ物をとりにやってくる。近寄りすぎの2人に
眉をひそめる妻。それからの女2人の会話は、言葉は丁寧も嫌みの応酬に。
異なる時間が重なる、時空越えの会話場面を繰り返し。
・チャーさん、友人の女の椅子に爆弾を仕掛けたと、爆弾発言。彼女になりすま
そうとするも、手の内がばれて形勢逆転。
・白いサマーベットで日光浴をする男は寝てしまう。
・白いベットを運ぶ2人の女。拡声器から注意、ていうか誘導。喧嘩が始まると、
また拡声器から注意、ていうか火に油。
・バトミントンラケットをもつ男。マイムでスカッシュ、ボール自由自在。
ぼとんとレモンが落ちてくる、レモン…。
・片足でライン引きをしながら走る女(藤田)。その線上にいる椅子に座った男が
じゃま。
・男1と対面席に、2人の女。採用面接。役が入れ替わり、時に1対2、2対1となり、
自由自在。いったい、誰の面接やねん？！。
・工場最奥にいる男とテーブルの女(藤田)は距離をおいて会話。ぶつぶついう女の
言葉聞き取れない男。
・不倫の仲の男女と妻。お茶に一服もって毒殺？を、種々設定にて。最後は2人の
女が立ち去り、男ばったり。その後、ぼんやりと覚めたところでおしまい。
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