劇団予約特典のマッチ
＠下北沢 ザ・スズナリ(2006/8/16-20 7ステージ)
http://www.honda-geki.com/suzunari.html
全自由(整理番号付) 前売3800円 予約4000円 当日4500円
＠名古屋 七ツ寺共同スタジオ 7/16-23 7ステージ(14，15公開リハーサル)
＠大阪 精華小劇場 8/1-6 7ステージ
作・演出：天野天街
舞台美術：田岡一遠 美術製作：小森祐美加、枝松千尋
映像：浜嶋将裕、鎌田千香子、一色矢映子、田中博之 照明：小木曽千倉
音響：戸崎数子[マナコ・プロジェクト] 舞台監督：昂
音楽：珠水、FUMICO、長谷川久 振付：夕沈＋イキルダンス部 衣裳：田村英子
小道具：丹波純子 宣伝美術：アマノテンガイ 制作：西杢比野茉実
出演：
夕沈 ：正太郎
山本亜手子：妹・夕目
白鴎文子 ：音
丹羽純子 ：香
サカエミホ：三郎
日与津十子：次郎
黒宮万理 ：妹たち・花
雪港 ：同・雪
ひのみもく：同・雲
水元汽色 ：同・水
山田マキオ：平吉
カシワナオミ：母・空
虎馬鯨 ：父・吉田
松田泰基 ：ノッポの父・ヨチダ
蓮子正和 ：元
☆之 ：仏、森田
小林夢二 ：百郎
池田遼 ：万郎
竹内大介 ：愛（いとし）
藤沼茂人 ：恋（こいし）
水谷ノブ ：一郎
井村昂 ：イチロウ
宮村亜理(名古屋のみ) ：気
2006/8/19(土)猛暑 7:37-9:21PM(1'43) 前方中央 客席超満員(160人)
客層：20-30歳代中心に幅広く、男女半々。あがた森魚、扇田昭彦氏の姿も。
客入れ：劇団チケット(劇場前)＞プレイガイド（道路を隔てた後方)の順で整列、
入場。全ベンチシート、雛壇にクッション2枚重ね。荷物預かりあり。誘導は丁寧
折り込みパンフ A4 2ページ。配役、スタッフ、予定。
来年1月下旬 流山児★事務所「浮世混浴 鼠小僧次郎吉」 天野演出。2月下旬
ITOプロジェクト「平太郎化物日記」 天野作・演出。3月 KUDAN PROJECT新作
「美藝公」 筒井康隆原作 天野脚本演出。 カーテンコール1分1回。
2年ぶりの新作本公演、素直に嬉しいねこ。来年のKUDAN Project新作もあり、楽しみ
のねた尽きず。
舞台。石化したよな白い家のファザード。中央に格子戸、☆印から上は横木のみで
屋根見えず。左右に塀の連なり、対称にダイヤ模様の窓。堀も煉瓦が剥がれた跡と
ともに石化。いつもの2階部はなし。開演まもなくファザードが後退し、奥行きある
白壁の空間となり。全面に投影される映像のスクリーンとしても有効。
お話。いつどこかわからないそこに、イチロウは1人。見えるような言葉とともに、
誘われる永久の彼方。家族と自分は個個にあるのだけど、何処か不安。傷つき、思い
だし、泣きたい心に世界は溶けて消えていく。繰り返し、やり直し、見えるような
言葉のよな世界ときっとアイタイと願いながらのイメージトリップ（かな？）。
人間の死＝世界の消失の「小ささ」を、時間、空間、関係性の広がりとともに拡大、
でもしかに「豊かに」描いていく（かな？）。
パワーアップした天野世界。至福の時空間を、パック詰めにしてお持ち帰りしたい
ねこ。客席の現実を含め侵食交錯、ループする時空、物語る文字再構成、すっとこ
どっこいキャラ、突然ずんどこ素敵なダンス。複雑な構成演出もばっち決まって、
快感のグルーブとなり。とりわけ、役者とシンクロナイズしたり、奔流となって
流れる映像は屈指の出来映え。もっとみたいよぉとおねだり状態ねこ。やっぱ、
リピートすればよかったなり。
役者。新人大幅、珠水や石丸だいこが担っていたキャラを継承、これから楽しみ。
山本亜手子、夕沈、変わらずプリチー。水谷ノブ、血管切れそうテンション健在で
男子も魅了。
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