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 フジテレビジョン・お台場SHOW-GEKI城
 シベリア少女鉄道+MARI「のだぬカンタービレ 〜the music of sound of silence〜」

 @台場 フジテレビメディアタワー・マルチシアター(2006/12/30-1/3 6ステージ)
 全指定 前売当日共1500円

 作・演出 土屋亮一
 音源製作:中村嘉宏[atSound] 衣装協力:さかくらきょうこ、嶋田亜夕美
 衣装製作:土屋京子 小道具協力:畠山道子(TEXAS) 製作:高田雅士、安元千恵
 
 舞台:筒井昭善 舞台監督:横尾友弘、小林秀雄 照明:RISE 正村さなみ
 音響:田上篤志[atSound] 宣伝美術:森田涼子
 制作統括:赤沼かがみ[G-up http://www.g-up.info/odaiba/index.html]
 主催:フジテレビジョン
 出演:
 前畑陽平 :野田陽平 (パワーストーンら物販、結婚など詐欺師)

 藤原幹雄 ;多賀谷幹雄(喫茶店マスター 借金苦 詐欺共犯)
 山森信太郎:三木信太郎(ヤクザの舎弟 千秋のお守り役)
 
 篠塚茜  :篠塚千秋 (ヤクザの娘 女優志願 詐欺被害者)
 出来恵美 :大河内恵美(風俗嬢 峰の元バイト先輩 詐欺被害者)
 浜口綾子 :峰綾子  (フリーター 詐欺被害者)
 横溝茂雄 :桜茂雄  (交番巡査 真澄を救う、交際希望 詐欺被害者)
 MARI :下村真澄 (精神をやんだ小説家 自殺未遂 詐欺被害者)
 
 2007/1/2(火)曇 7:01-8:03PM(1'02) 最前方 客席6割(70?人)
 客層:20-30歳代演劇ファン!?中心。後通りすがり。女性過半数。
 客入れ:折り込みパンフ厚め。折り込みパンフB5 3ページ。カーテンコール
 いつも通りなし。

 アイドル+小劇場なフジテレビ企画。今回は1時間上演、ネタふり→オチも
 コンパクトに作り込み。
 
 舞台。中央平台、テーブルと椅子で喫茶店。上手、時計と黒電話でフリータ女性の
 アパート。下手、ノートパソ、プッシュホンで巡査のアパート。とそれぞれ設定。
 背景ほかは黒幕で覆われ、映像は使用せず。
 
 お話。複数の人々をだましている詐欺師、うまく納めるつもりが今日は混線混乱。
 というのも、思いこみが激しい女優志願のヤクザの娘が現れ、騙していた女性が
 自殺未遂やら泥酔やらと常の状態でないため。行き違いのどたばたに、物語はどん
 どん錯綜、ディープな愛憎が絡まって、着地はカタルシス。
 
 ねたふりの混線ぶりが単純楽しい、浮世離れなキャラも愉快。今回のオチ。
 どたばた展開の登場人物たちが仕草につれて、スラプスティックな擬音、効果音
 を「演奏」するオーケストラへ変容趣向(土屋氏が指揮者で登場)。とはいえ、
 浜崎あゆみ?とキューティハニーの歌詞一部は時折心情にかぶるけど、物語と
 無関係。

 副題 sound of silence から、意味のない(芝居に無関係な)音、さらに無関係な
 人々の狂騒芝居からできた音楽ととれ。また、スラップスティック題材の芝居→
 音楽の変容でもあり。

 なるほろと思えども、くだらない面白さにもう一ひねりほしい(シニカルな着地を
 するけど)、物足りなさあり。10月の吾妻橋DXが15分でうまく仕上げていたので、
 なおさら感。
 
 役者に新顔結構、新メンバーかしらん。アイドル・MARIさん。とことんネガ
 ティブな(変化はない)、アイドルと真逆の役どころをしっかり。ラスト カタルシス
 な演技はあるけど、全体楽しめたかしらんと余計な心配ねこ。


ホール前はイベント会場。写真プリント体験と、大奥と悪魔が来たりて番組ブース。


ホール対面はサザエさんの店。限定波平焼・小倉餅入150円。


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